ホオジロのひなに遭遇しました
いつもと同じように昼休みに散歩をしました。
午後からの仕事に間に合うよう、大急ぎで職場に向かっているときに限って、鳥に遭遇するのはなぜでしょう。
鳥の姿を認めて、なんてこったと天を仰ぐ反面、いいぞいいぞとも思って足を止めます。
前方に小さな鳥が3羽。
電線にいるなら気にしないで通過するのですが、その3羽はアスファルトの道路の上にいました。
このまま先に進んだら鳥が驚いてしまいます。
カメラのズームで見てみたところ、それはホオジロでした。
スズメに似た色で、スズメよりはやや大きい鳥です。
見ていて、ホオジロの親子なのかなと思いました。
ホオジロのオスが、ひなのくちばしに虫らしきものを詰め込むように入れました。
ひなは受け止めきれなくて、いったん地面に置いて、つつくようにして虫を食べました。
ホオジロの親たちはひなが食べるところを大切そうに見守っていました。
1羽しか巣立たなかったんだなぁ。
ひなの少なさに自然界の厳しさを感じました。
ホオジロのひなは地味な茶色で、特徴的な顔の模様がありません。
これがホオジロのひな……親と一緒にいなかったら分からないかもしれません。
ひなが虫を食べ終わった頃、ホオジロのメスがひなを呼んで、道路の右端に寄りました。
ホオジロの家族は草の下に姿を上手に隠しました。
そこでやっと、私は歩き始めました。
可愛い場面を見られたので、足を止めて良かったと思いながら職場へ急ぎました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?