汝、翼のあるもの
上野駅構内にスタディールーム エキュート上野という科学系雑貨のお店があります。
扱っているのは、鉱物や化石の標本、宇宙食やらミニ顕微鏡やら、魚、貝、そして…鳥。
「翼をもつもの展」と銘打って、ただいま鳥グッズフェアを開催中。
その一環として「野鳥生活」のひるねさんのトークショーが行われました。
(こちらの模様はSNSを通じて公開放送されました)
ひるねさんがSNSで「来られる方はお店で」と書いていたので、行ってみたのですが・・・
まさか、お客が私ひとりだけだと思わないじゃないですか・・・
その場にいた、たったひとりということで!
緊急レポートを書き上げました!
(謎の使命感)
店内の隅に正方形のテーブルを置いて、ひるねさん、メイン司会の方が向かい合わせに立ちました。
机の上にスマホがあって、男性の声がここから聞こえました。
アシスタントがふたりいて、交代でスペースに出入りしました。
それを少し遠くから見守る私。
トークショーの模様は公開放送時のアーカイブがあります。
最後にリンクを貼りましたのでこちらをどうぞ。
正方形の机の上にはたくさんの羽根が並んでいました。
小さな顕微鏡が二つ。
水の入ったビーカー(ガラスのコップ?)のような容器がふたつ。
羽根の構造を見るのにミニ顕微鏡を使って、接眼レンズにスマホのカメラを当てて撮影し、それをSNSに載せていました。
私も勧められて、フクロウとサシバの羽根を触らせてもらいました。
フクロウの羽根は、獲物に気づかれないように、音が立たないふんわりした羽根だそうです。
羽根の撥水を説明するのに、羽根を水の中へさっと通らせて、見せてくれたりもしました。
カワウという鳥がいて、羽根が撥水しないという説があります。
潜って魚を捕った後に、翼を広げて乾かしているのを見かけるからです。
でも、ひるねさんがカワウの羽根を水の中を通すと、羽根の先は濡れるけど、軸に近い方は撥水するんです。
羽根一枚の上でそんな構造の違いがあるなんて思わないじゃないですか。
「へーーー!」
という感じでした。
カワウの羽根には匂いがあると言われて嗅いでみたり。
魚を食べているミサゴなども同じ匂いがするそうです。
フクロウの羽根がたまたまあったので、勧められて嗅ぎましたが、こちらは無臭でした。
貸しボートで寝っ転がって、寝た状態でカイツブリを観察するアイディアが面白かったです。
アカショウビンの鳴きマネを悪質カメラマンのそばで披露して
「えー、聞こえませんでしたよ」
と、とぼけるアイディアも面白かったです。
上野の不忍池のベンチがカワウを観察するのにいいスポットだそうです。
放送が定刻で終わらず、閉店時間を過ぎてしまい、かなり焦ったんですけど、お店の雰囲気が居ても良さそうだったので最後まで聞いてきました。
スタディールーム上野店の皆様、配慮がありがたかったです。
ありがとうございました(平身低頭)
急いでお店を出たところ、ひるねさんが出てきて、ありがとうございましたと声を掛けてくれました。
行ったかいがありました。
すごく面白かったです。
ひるねさんの「鵜推本(うすいほん)」が完成したらぜひ入手したいと思います。
これ、厚い本になるんですよね?って思っています。
「翼をもつもの展」は12/10までです。
上野駅に足を運べる鳥好きの方はぜひお立ち寄り下さい。
翼をもつもの展特別企画、野鳥生活さんと「知ること、学ぶこと」録音はこちらから。
私の声も少し入っていました(照れ)
ちなみに今回のタイトルは私が間違えて覚えていたイベント名です。