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寝不足なままで 探鳥会レポート<K自然施設編>1/3話 2024年5月

 先日、K自然施設主催で行われた野鳥観察会に参加してきました。
 その名も「早起き野鳥観察会」です。

 6:00スタートです。

 早めに家を出たのに、道を間違えて、15分前くらいに到着しました。

 この観察会に参加したいと話したところ「行ってみたい」と応じたのがモカさんでした。
 モカさんと観察会に参加するのはすごく久しぶりです。

 モカさんとは現地集合だったのですが、楽しみすぎて、前の夜、よく寝付けなかったそうです。

 ねむねむのモカさんと、同じく寝不足で朝からタウリンを飲んだ私。
 変なところで似たもの同士だったことが判明した私たちは、あいさつもそこそこに、受付に進みました。

 「双眼鏡はありますか」

 私は自分のがあるし、モカさんも持っているはず。
 モカさんがぼうっとしているので「大丈夫です」と代わりに答えました。

 受付とトイレを済ませると、みんなが見ている方向を眺めました。
 集まった人が見ているのは西側にある山でした。

 ウグイスの鳴き声が響きます。

 見ていたら、見やすい木の幹を茶色い小鳥がそそっと登っていきました。

 モカさんと私は
 「いた、ウグイス!」
 「今、そこを登っていったね」
 こんな感じで大喜びしていました。

 定刻になって声がかかりました。
 「それでは集まって下さい」

 施設長のあいさつ、今日の講師の紹介、施設職員の紹介がありました。

 最初に30分、駐車場で定点観察をするそうです。
 その後、園内センター前に集まって、3班に分かれてコースを歩くとのことです。
 園内を歩くときは足元に気をつけてくださいとのことでした。

 上空をキジバトが飛びました。

 みんなが見ている方向に飛び去った鳥がいて
 「今のは?」
 と聞くと、モカさんが
 「アオサギ」

 ツバメも飛びました。

 ウグイスの他にガビチョウも鳴いていたのですが
 ポポ ポポ
 という声も聞こえました。

 「ツツドリ」

 講師の先生が
 「よく似た鳥でジュウイチというのは標高の高いところにいる」
 「カッコウは平らで広いところにいます」
 と、教えてくれました。

 周囲の木の名前を挙げて
 「キウイフルーツ、カラスザンショウ、ガマズミには鳥が来ます」

 周辺地域の地名を挙げて
 「M沼にはまだオオルリがいる」
 「T岳にはコマドリがいる」
 「国民宿舎の平らなところにサンショウクイがいる」
 「A神社から行けるところにコルリがいる」
 こんな鳥の情報も教えてくれました。

 ジュッ  ジュッ

 近くにいた女性が
 「あの鳴き声はなんですか」
 こちらを向いて言いました。

 なんで私に聞くんだろう、スタッフに聞けばいいのに、と思いながら
 「カオジロガビチョウです」

 その人が持っている野鳥図鑑には載っていなかったそうです。

 私の野鳥図鑑にも載っていないことが多かったので
 「あれは外来鳥なので、日本の野鳥の図鑑には載っていないです」

 そこへモカさんが
 「えっ、載っているよ」

 「載っていないことが多いですよ」

 ここで私とモカさんの間でバチバチと火花が散ったのでした。

2につづく。

園内の入り口のところ


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