探鳥会レポート<N湖編>1/2話 2023年1月 探鳥会は中止です。
1月1日にニコ支部T分会の探鳥会が入っていました。
これは行くしかないと思っていて、朝早くに足を運びました。
場所はN湖です。
以前、モカさんと来たときにたくさんの小鳥に会えたので、楽しみにしていました。
それなのに。
集合時間まであと10分だというのに誰も来ません。
これは集合時間を間違えたかもと思いました。
第2駐車場が近くにあるので、そこまで歩いてみることにしました。
第2駐車場に車が2台停まっていました。
ふたりの人が話し込んでいて、片方は双眼鏡を持っていました。
探鳥会の参加者かもしれないと思って声をかけました。
返ってきた言葉は思いがけないものでした。
「今日の探鳥会は中止だよ」
「ホームページには載っていたんだ」
ぜんぜんホームページを見るという発想がありませんでした。
感染症の陽性者数が増えていることから、探鳥会を中止にしたのだそうです。
でも、決めたのが会報を発送した後で、周知できなかったらしい。
双眼鏡のご婦人が
「どこから来たの」
そうにいうので答えると
「そんなに遠く!」
実際は車で1時間くらいですが、驚いてもらえました。
ご婦人が
「かわいそうだよ、やっぱり行かないと」
聞いてみると、探鳥会としては中止だけど、個人で行くならぜんぜんかまわないという話でした。
そこで私は行きたい旨を伝えました。
面白そうだと思ったから。
役員さんは、うっかり来てしまった人をフォローするために残り、私は双眼鏡のご婦人と湖の周りを歩くことにしました。
「名前を教えていただいてもいいですか」
名前を教えてもらって、私も名乗り、私たちはプチ探鳥会に出掛けることになったのでした。
その方はYさん。
鳥見歴10年以上、海外に鳥見に行ったこともあるそうです。
私は感染症の流行をきっかけに鳥見を始めてやっと数年。
まだまだ鳥を見つけるのがうまくない。
そんな話をしながら回りました。
Yさんは、すごくていねいに鳥の居場所を教えてくれました。
「そこの緑の藪がU字に凹んだところの下」
みたいな感じだったんです。
で、そのおかげで場所はだいたい分かるのに肝心の鳥が分からなかったんです(号泣)
Yさんは鳥がいなくなってから
「正解を教えるねー」
藪の近くに行って「ここにいたのよー」と教えてくれました。
私は自分でも鳥を見つけるのがオンチだと分かっていましたが、かなりガッカリでした。
Yさんはこう言ってなぐさめてくれました。
「まだ3年でしょ」
「鳥が見えるようになるのは3年目くらいだから、これからよ!」
Yさんに言われた言葉は、私には希望の言葉に聞こえました。
この後、Yさんに教えられて、いくつか鳥を見ることができました。
2につづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?