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愛は青く燃える

趣味の作曲をする度に壁にぶち当たる。
作詞ができない。

私の作曲の原動力は恋愛であることが多い。
それゆえ書く曲は恋の歌ばかりだ。
ただ、言葉を紡ぐ作業がどうにも苦手。
春泥棒/ヨルシカの『愛を歌えば言葉足らず』
という歌詞はあまりにも分かりすぎて愛らしい。
抱きしめてやりたい。

まだ私は言葉を知らない。
まだ私は愛を知らない。


私の恋はいつだって赤く燃えている。
恋をしている時はいつも息苦しさを感じる。

世の中の恋愛だって
別に苦しくない訳ではないだろうが
私から見れば幾分かましに見える。
楽しい部分が際立って見える。

極致たるものは老後の夫婦。
彼らの愛は青く燃える。
深く息を吸える無害な愛。

隣の芝生は青いと言うが
隣の愛だって青いのだろうか。


さっさと自分で上手に
息を吸えるようになればいいなと思う。
きっと人工呼吸を求めてる間は仮初の呼吸だ。
根本的な解決にはならない。


私たちが囲む炎がどうか青く燃えますように。

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