自由学園朝日館への旅
7月初旬、まだ緊急事態宣言発令前、ずっと憧れていた自由学園朝日館へ行ってきました。東京で大学生最終学年となった次男とともに。
教室の様子を生徒目線と教師目線で
実は、数年前まで朝日館の存在を知りませんでした。教員採用試験の教育史頻出項目として、「羽仁もと子・自由学園・大正自由教育」と丸覚えしていましたが、まさかその学び舎が現存しているとは!それも池袋に・・。
古い建築好きの私としては、ずっとこの目で見てみたかったので、目の前に美しい校舎が現れたときには本当に感動しました。
校舎そのものも、校舎の中も本当におしゃれでした。
まず、お教室。(自然に「お」をつけてしまいます・・・)
生徒の目線で黒板を見ます。
そして、教師の立ち位置から。
ああ、こんな教室で授業をしてみたい!
別のお部屋です。こちらもおしゃれ。
これまた別のお教室。
窓が素敵で写真を撮りました。こんなお教室で勉強したら、感性が磨かれますね。
食堂が中心の学び舎
一番楽しみにしていた食堂です。
生徒が毎日自分たちの昼食を手作りして、暖かい食事をいただいていた、とのこと。創設者・羽仁夫妻の想いがこもっているお部屋です。設計者のフランク・ロイド・ライトもこだわって作りこんだお部屋だそうです。
私は喫茶付き入場券を購入したので、こちらでコーヒーとお茶菓子をいただきました。夢のようなひとときでした!
こちらの本もオススメです。思わず作りたくなるお菓子たちです。
講堂も素敵でした。
羽仁もと子に興味を持ち、調べ始める
あまりにも素晴らしい建物に圧倒されつつ、創設者の羽仁もと子はどれだけすごい人物なのかと興味を持ち始めました。
まず、学園を創設しただけでも驚きなのに、現代まで存続する『婦人之友』を創刊し、友の会の組織をつくり、様々な災害には友の会や自由学園の生徒が支援に当たり、と多方面での活躍。
上記の本を図書館で借りて読んでみると、前半生は決して順風満帆な人生ではないにしろ、7歳年下の旦那様とともに歩めたことが成功の秘訣だったような気がしました。
夫婦の絶妙のコラボレーションが生み出した偉業だったと感じました。
私の私立高校時代の同僚が、婦人之友の友の会に入っていて、家計簿を毎日つけていたのを思い出しました。
婦人之友には興味はありますが、毎日家計簿をつける几帳面さがないのが残念です・・・
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