リズムに乗らなきゃ意味無いね
就労支援事業所の真面目なお話が続いたので、ここらへんでブレイクタイム。
私は、ヴォーカリストもやっているので「霧島さん、仕事中にBGMは何をかけるんですか」という質問を時々、受けるんですが、
霧島は、昔のブラック・ミュージックを聴くことが多いです。
ここ数か月は『テイスト・オブ・ハニー』の「ブギウギ」とか。
シャーデー『スムース・オペレーター』が大好き。
ライブでも歌えるようになりたいね。
ダニー・ハサウェイ『ア・ソング・フォー・ユー』も葬式に流してほしいほど好きですけど、聴くと毎回、大泣きしてしまうので、仕事中は流しません。
割と最近の洋楽では、ブルーノ・マーズ「ランナウェイベイビー」や、ケイナーン「バン・バン!」を聴きます。
サビのサウンドに懐かしい匂いがしますね。
っていうことで、今日は音楽の話です。
洋楽バカ一代。
霧島は、子供の頃、60年代~70年代の洋楽を聴いて育ちました。
時は80年代、松田聖子や中森明菜、やがて小泉今日子や工藤静香など皆さんもご存じのたくさんのアイドルが生まれた時代ですが、
我が家で耳にしていたのは『マンハッタン・トランスファー』『スリー・ディグリーズ』etc.
私は、道北の見渡すかぎり、水田と乳牛しかいない田舎で生まれたんですが、母はそういうところには珍しく(失礼)、お洒落で垢抜けた人だったんです。
美術展や、歴史ある教会に連れて行ってもらったり、今、思い返せば、ずいぶん贅沢な情操教育をさせてもらいました。
だから、私が長年、ジャズを歌っているのは、母の影響。
さて、昔、アメリカに『モータウンサウンド』っていうレーベルがありまして。
ざっくりいうと、アーバンで、ソフィスティケートで、オシャンティーなソウルミュージックの大御所。
『ザ・ミラクルズ』『ダイアナ・ロス&シュープリームス』『テンプテーションズ』とか、たくさんのコーラス・グループをプロデュースしてるんです。(わからないおともだちは、おうちのひとにきいてみよう)
SOUL TORAIN!
で、その、モータウンサウンド繋がり。
霧島の歌の師匠であり、私のジャズユニット「Y-clef」の相方、H(64歳)は、昔、ソウル系バンドのベーシストとして活躍してたんです。
師匠から教えてもらったのが、『ソウルトレイン』っていう海外の歌番組。
もう今から50年ぐらい前の映像が残ってるんですけど、これがすごく格好いい。
オープニングのアニメーションで、汽車が炎を上げて走り出し、「So-ul,Torain!」の掛け声からすでにcoolなんだけど、観客が毎回、「ブギー・ワンダーランド」とか、Jackson5のメドレーに合わせて踊るのね。
たぶん素人さんだと思うし、今のダンサーみたいに複雑なテクニックを披露するわけじゃないけど、腰の動きにキレがあって、とにかく楽しそうで、見てるこっちもワクワクするの。
で、師匠のバンドメンバーである元・ヴォーカルさんが、今も百枚近くのレコードを持っていて。
お家にお邪魔したときにかけてもらうんだけど、CDやYoutubeとは音色の響きが全然、違うんです。
音に、厚みと温もりがあるの。嘘だと思ったら、耳を澄まして、よーく聴いてみて。
霧島が物心つくころには、すでにレコードは作られなくなってしまったから、今、こうして、本物のレコードを聴けるっていうのは貴重な体験。
今後のライブetc
これ、会社のnoteなんで、あんまり露骨に宣伝するわけにいかないんですが…、来年は、お正月明けに、一人芝居やワンマンライブの予定が入ってて、のっけから、忙しくなりそうです。
今年は本業(文筆業)に力を入れていたため、あまり歌える機会が無かったので、もっと舞台に立つ機会を増やしたい。
よくお客様から「舞台にたつの緊張しませんか?」と聞かれますが、しません。(きっぱり)
リズムやピッチを外さないようにとか、歌詞を飛ばさないようにとか、
何より演者さんの音をしっかり聴かないと歌えないから、それどころじゃないのよ。
と、いうことで、今日はおひらき。
これを読んでる皆様、是非、是非、お近くのライブハウスにお越しください。
そして、生音のパワーとカオスに圧倒されちゃってください。
皆様の熱い声援のおかげで、我々、ミュージシャンは明日も生きていけます!(マジです)
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