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国立西洋美術館「憧憬の地ブルターニュ展」の感想ともろもろ

皆様お久しぶりです。

キロネックスです。


ゴールデンウィーク明けから仕事がバカ忙しくなってきて
2週間に1回ペースで書くつもりであるブログではあるんですが
普通に書く時間がありませんでした。
申し訳ないです。


いや謝る気なんてほぼないんすけど。
オナニーブログだし。いうてね。


んでね〜
まあ仕事ばかりしてるので特に話すことないんですが
ないんですがこの前ちょっと行ってきた所があるので
その話でもしようかな〜って感じです。


今回は「絵」の話です。

あの〜Vtuberの話じゃないです。

まんがタイムきららMaXの話でもないです。
百合姫でもなければ快楽天の話でもないです。
あでもやっぱ快楽天の話はしたいかも。


まあ一旦置いといて

今回は西洋絵画の展示会
上野の国立西洋美術館で行われた
「La Bretagne」憧憬の地 ブルターニュ展
についてのお話です。



…………エロ漫画とかDL siteの搾精音声とかばっか話してる人間がどういう風の吹き回しだ?って感じなんですけど

実は1、2年前から西洋絵画を鑑賞するのにハマってて何度か美術展に行っております。

ハマったきっかけが映画評論家の山田五郎さんのyoutubeチャンネルなんですけど

↑これなんですけどね


結構、高尚とかアカデミズムのイメージが強い西洋絵画ですけど
それを噛み砕いて世俗的に紹介していて(NTRとかマゾとか変態とかワードを混じえて)
要は超バカにもわかりやすいように解説しているこのチャンネルにハマってしまいまして
継続的に調べたり最近展示会に行ったりしてるような感じです。

あと西洋絵画って時代とか絵の特徴とかで〜派とか色々グループあるんですけど
それが何かロック史みたいな感じで例えばヘアメタルとか流行ったあと反発としてグランジが流行ったみたいな感じで

結構、既存の体制の反発とかで産まれたグループばっかりなんですね。(たぶんだけど)
なんでそういう状況を知ってたりするとより一層時系列とか作品の流れとかが掴みやすくなるってのもあるのが面白くて
そういう所も気に入っている一端の理由です。


それで話を戻すんですけど
今回紹介するブルターニュ展は19〜20世紀に活躍した画家の展示会です。

公式ホームページの言葉をそのまま引用で乗せておくんですけど


19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーガンら多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む、30か所を超える国内所蔵先と海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。彼らがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。また、同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みでもあります。今回は絵画や素描、版画にとどまらず、当時の画家たちが旅先から送った、あるいは受け取った絵葉書や旅行トランクなども展示。多様な画家たちのまなざしを感じつつ、東京・上野からブルターニュへ旅してみませんか。

要はそこら辺の時代で活躍した有名な画家が行きまくったブルターニュっていうフランスの地方を中心とした展示会です。

19〜20世紀なんでミケランジェロとかダ・ヴィンチとかラファエロとか〜じゃなくて
 
モネとかゴッホ、ゴーギャンとかの印象派と呼ばれる時代以降の作品が中心となります。

 

印象派っていうのは文字通りパッと見て印象に残る絵が特徴の集団で

風景の細部(例えば葉っぱの葉脈とか建物の小さな装飾とか)をあまり描かずに
もう力強く勢いで描いているような雰囲気が特徴です。
なんて凄い真近で見ると荒々しすぎてなんだこりゃ?って感じなんですけど
離れてみると1歩離れてお〜〜〜〜って感じでひとつの絵として纏まり躍動感や外の光彩の陰影とかがありありとして伝わってくるような特徴があります。


んで僕、この印象派って呼ばれるグループの風景画の展示会しか基本行かなくて

風景画が好きってのも勿論あるんですけど

単純にルネサンス期とかの、例えば先程言ったミケランジェロとかとかって
もう〜宗教観ありきの絵なんですね。
アダムの創造とか最後の審判〜〜とか
もう、聖書とかそういう話なので

宗教観が薄い無教養の僕とか見てもよく分からないんですよね。
日本の人だいたいそうだと思うんですけど。
 
かといって現代美術とかだとバナナにダクトテープ貼っただけでうん千万円の世界なんですよ。


意味わかんないじゃないですか普通に。多分意味あるんですけど僕らみたいな素人じゃ全くもって理解不能なんですよね。

だから消去法的にここら辺の年代しか楽しめるものがないって感じなんです。


そんなこんなで話を戻します。

今回のブルターニュ展ではそのような印象派の絵が多くありました

それが意外にも思ったより色々展示していました。



アルフォンス・ミュシャ/岸壁のエリカの花


クロード・モネ/嵐のべリール
クロード・モネ/ポール=ドモワの洞窟


展示会自体は4部構成みたいな感じでした。

まず1部のところから。

1部では日本でもめっちゃくちゃ人気があり展示会とかもこの前にあったアール・ヌーヴォーの代表画家、ミュシャの作品や、おなじみ印象派絵画の代表画家であるモネ等が作品展示されていました。

モネの作品が好きなので普通にいちばん楽しかったところ。あと印象派の展示会行くとだいたい目にする海辺の風景ばっか描いてるウジェーヌ・ブータンの作品や、ルドンの風景画等もありました。
ルドンの風景画はあまり見た事なかったので良かったかも。


ポール・ゴーギャン/海辺に立つブルターニュの少女たち
ポール・ゴーギャン/ブルターニュの農夫たち


エミール・ベルナール/ポン=タヴェンの市場
撮影可能だったぽかったですが撮り忘れたのでネットで拾ったのをそのまま貼ってます


2部ではゴーギャンとそれを支持した画家、ナビ派の作品が多数を占めていました。(写真撮れたみたいだけど気が付かなくてゴーギャンしか撮ってない)

ナビ派はゴーギャンのファンが集まったグループなので色彩がめっちゃゴーギャンチックです。あと西洋絵画特有の遠近感があまりなくて浮世絵のような平面的な絵が多い雰囲気もあります。

ベルナールの絵がめっちゃ印象的でした。なんなんですかねこの垂れ下がってるやつ?



モーリス・ドニ/若い母
シャルル・コッテ/悲嘆、海の犠牲者
リュシアン・シモン/庭の集い

 3部目はポスト印象派でいいのかな?
あまりここら辺の画家を知らなかったので大体初めて見る作品だったのですがどれも良かったでした。

風景というよりかは地方の催事や日常を描く作品が多いイメージがあります。1部や2部と比べて人物の顔などもかなりはっきり表情がわかるぐらいある程度写実的に描かれている雰囲気です。

この作品で初めて知ったのですがシャルル・コッテという人の作品がとにかく記憶に残りました。暗くて! なかなか印象派を見に行ってここまで暗い絵を見ることはあまりありません。雰囲気としてはドガの黒い絵と同じぐらいの重々しさがあります。
初めてこういう雰囲気の絵をまじまじと見たので気に入りました。



撮影できなかったのでネットからの拾い物
シャルル・コッテ/夕べのミサ
かなり作品自体がデカくしかもこの色調なので迫力が凄くありました。
ドゥームメタルのジャケットとかに使われてそう。



久米圭一郎/林檎拾い
黒田清輝/ブレハの少女

4部は日本人の作品が中心です。
黒田清輝とか久米圭一郎とかのフランスで絵画を学び外光表現をいち早く取り入れた画家たちなど中心に展示してありました。

 撮り忘れたんですけど、ぽつんと中心に十字架がある絵に人がいっぱいいてなんでこんないるんだ……?と思ったのですが藤田嗣治の作品でした。
人物イメージがあったんですけど十字架だけでこんな人いるのすげぇな…………と普通にビックリした記憶あります。



  
展示会自体の感想としてはこんな感じでした。
印象派の風景画だけ見に行くつもりだったんですけど1部だけで終わって他結構ボリュームありました。
結構楽しめたのでまぁ良かったです
けど
国立西洋美術館、前も行ったことあるんですけど地下にあるもんですから携帯いつも圏外で繋がりません。
綺麗な絵を見てSpotifyでスラッシュメタルのKreatorとかAnnihilatorとか聞いて台無しにする感じがとっても好きなのでそこだけちょっと悲しかったです。かなり間違った鑑賞法ですけど。


そんな感じで。
今回は展示会の感想と、西洋絵画は取っ付きにくい感じがありますが、印象派とかはパッと初めての人でもわりかし楽しめるのでオススメですよという話でした。

それでは。

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