年代物を観たいときの映画─Antiques編─
※この記事は再編集後2022年2月2日に再掲載したものです。
さ、久しぶりに映画のお話。映画って単純にストーリーを観るとか、カメラワークを観るとかいろんな見方があるけれど、ここでは衣装に着眼点を置いてお話をしています。
普段はfilmarksにて記録をつけていますが、今回はその中からアンティークのお洋服が衣装として使われている(であろう)映画を3本ご紹介いたします。
ちなみにこちらはこれからご紹介する映画を見終えて影響されて着ていた服装。この雰囲気の服装がお好きでしたら下記3選も楽しめるはず。ぜひご覧くださいね。
薔薇は死んだ(2015年)
1914年ハンガリーが舞台。実話を元にしていて、いやもう画良しストーリー良し衣装良しでひたすらに自分の好みをごりごりに把握されている映画。
特に市場で出回ってるとなると、シュミューズ(いわゆる下着)のノースリーブブラウスとか、アンダースカートはよく見かけると思うのですが、東欧アンティークならではのプリーツの巻きスカートがまぁ可愛いこと。(カトゥちゃんの衣装は必見です!)
もちろん高級娼婦エルザの衣装もたまらんですが…とりあえずこれはスモッグ系とかのザ!ヨーロッパアンティークが好きな方にはぜひ観てほしい映画です。
この記事を公開した当初はPrime Videoで配信されていましたが、2022年現在は配信対象地域外のためレンタルはTSUTAYAぐらいかな…このダークな世界観に飲み込まれてください。
ピクニックatハンギング・ロック(1975年)
1900年2月が舞台。冒頭のシーンからもう、、やられますよね、、語彙力皆無。美しいの一言。少女たちの白い衣装はもはや神秘的…作品名こそ知られていませんが、ガーリーカルチャー系が画像を載せていたりしますので、見たことある方もいるかもしれません。(ひなぎくの方が有名かな?)
まるで夢を見ているような幻想的な雰囲気もたまりません…。コミュニオンドレスのような、白系ふわふわガーリー系がお好みの方はぜひに。たまらん。
なかなかマイナーで取り扱いがないところが多いとは思いますが、ぜひ探してみてほしいなぁ。
こちらも相変わらずTSUTAYAぐらいかな、レンタルがあるのは。機会があればぜひ。
叫びとささやき(1972年)
ラストはベルイマン監督です。2022年4月より公開される「ベルイマン島」で主人公たちが敬愛してならないと語られている巨匠です。
事実現代の映画監督にも多大なる影響を与えているお方で、最近だとアリ・アスター監督が「ミッド・サマー」を製作する際にスタッフと共有した映画として知られた方が多いかも。
ベルイマン監督作品は今まで白黒でしか見たことなかったのですがカラーということでまぁ強烈。赤がすごく印象的。(流血が苦手な方は注意!)
そちらをより際立たせる衣装たちは白が中心なのですがまぁそれも可愛くて…とにかく優美なことこの上なし。エレガントな着こなしはたまりませんね。トレーン付きの帽子も可愛かったなぁ。
ストーリーも面白いし、こちらも必見です。Primeにも入っていたので、お時間ございましたら。
作中のここがいい!と思った場面の写真を載せるわけにはいかないし、さらっと見てくれぇしか言えないのですが、どちらもおすすめです。
色こそ白や黒ですが、アンティークならではのレースやドレープなど贅沢な使いっぷりは現代ではなかなかお目にかかれないので。。映画に眼福をお求めの際にはぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
冒頭で紹介した服もまたもや勤め先で買ったお洋服で、現在店頭でもアンティークたちが並んでいますのでぜひ映画と合わせてご覧くださいね。
個人的に映画を見るときは衣装とか美術に目が行きがちですが、どんな映画も見るタチですので、皆様のおすすめも教えてくださいね!
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