バカな数学の一人相撲シリーズ、、、聞き耳への微積分 その1

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(((プロローグ)))
 早稲田大学などの文系大学の試験に数学が試験科目になるそうである。
 その試験科目に数学を追加するという背景にあるのは、経済学で、統計学や微分積分がわかっていない生徒が、大学の文系の生徒をしめ、次に進めないからだそうだ。
 経済学というと、物価指数、雇用統計、経済統計が不可欠であるから、統計学や微分積分を高校で理解しておいて欲しいのが、大学経済学部の希望だろう。それはその通りである。
 そういう数学という分野を避けていた生徒(それを乗り越えた生徒は理学部を選ぶ)が大学の文科系に集中した。
 高校数学で落ちこぼれた者が文系の選ぶ(それしか選べない)と、大学生活は、ナンパ優先、ディスコ通い、ギター教室となる。ギターを片手に上京して、仲間たちとバンドを組んでも、音楽で生きていけるのは、極少数で、仕方なく就職してもしばらくは見習いで、そのうち辞めてしまう、すると小さな会社の営業マン、それなら未だいい方でアルバイトで食いつなぐしかなくなる。
 それが現実である。それで、月15万円貰えても、昇給が、ほとんど見込めないから、未来がなく、結婚などできない。男女合わせてSEXをしたことがない人数は今や、全体の25%だそうである。それには色々な理由があるが、経済的理由もかなり多いのではないだろうか。職場では、低賃金労働者同士の間での、いじめを生んだりしているのではないか。
 ここまで来ると社会問題である。
 新・日本の階級社会(講談社現代新書2018年)では、以下のようなデータが挙げられている。
 人数の大まかな割合は、資本家4%、中間管理者20%、正規労働者20%、非正規労働者20%、旧中間層(商店主など)20%
 そして、それぞれの平均年収は資本家604~860万円、中間管理者500万円、正規労働者370万円、非正規労働者186万円、旧中間層303万円とある。
 非正規労働者がすべて、文系大学卒業とは限らないが、想像の範囲で考えるなら、文系大学卒業の多くは社会のアンダークラスになりやすいだろう。

(((数学と哲学)))
 ただ文系の中でも、数学を知らないと、哲学も片手落ちである。アリストテレスの論理学を数学的合理的判断抜きに語るのは難しい。ライプニッツのモナド、これは微分積分を理解して初めてイメージできる。


論理学を論理的に考えられない(数学は論理の世界)なら、
哲学は(優、良、可、不可なら)不可で落第。

裁判官になる試験に通る事は出来ない。裁判こそ、合理的な判断が必要とされているからだ。


カントの世界平和論、世界市民論の主張だって、
数学的に、論理的に分からないからゆ
それらは、机の上で、死んでいる。

(((文理融合より全ての知識)))
しかし、もっと考えなければならないことが2つある。

1、レオナルドダビンチの科学への姿勢。

物理、地学、哲学、数学、宇宙学それらをすべてわかって、
科学にコミットしないと、
偏った非科学的な思想とか、
偏った考えしか浮かばない。

流行りの天皇家がどうのとか、あまりに狭い。
いま、そんな事が世界の話題なのだろうか?
世界の水準をもっと引き受けて学習しないといけないだろう。

(((高校数学の落ち度)))
2、高校授業が、大学受験に沿って、偏っている事実。
受験で何点とるかのみが高校数学の中心なら、今後、高校は壊滅します。

極論になるが、敢えて言うなら、数学から数式は排除したほうがいい。

微分積分とは何かではなく、
数式の暗記をのみ高校授業が行っている現実があります。
高校の先生の補習プリントを見た事があります。

数学の落ちこぼれ対策プリント。

それでも先生は数学わかりやすくしようとしているけど、
結果、これだけは暗記して卒業しろ、と最後には言ってしまうのが現状である。

しかし、数学を暗記だとしたら、営業とか人生には全く繋げないのである。

営業は、微分積分を理解して、初めて、その成果(顧客満足)を得る事が出来るのに。

受験のための数学など意味が全くない。

三角関数は、ものを測る術。
サインコサインの数式暗記のみ、
高校生に与えられている現実がある。
山の高さはどうして分かるのか?って教えないと。


関数は自動販売機のようなものだ。何かのボタンを押す→何かが出てくる
このブラックボックスが関数という事で、こう教え無ければ何がなんだか分からないだろう。

それを教えないから、暗記とかに落ち着かせて受験のための数学しか
教えないから、数学から
落ちこぼれて、生徒は文系を選ぶ。

結果、経済統計とか物価指数とかが理解できない経済学部学生が溢れる。

微積分とは何か、哲学とは?三角関数とは?
そもそも関数とは?

微分積分はCDディスクだと内山氏述べている。
耳に届く音は、音波という波形(アナログ)で

その曲線を積分して、おおまかな正方形の集まりにする。それがデジタル化(数値化)

よってCDのディスクに収まる。
アナログからデジタルの変換が、積分である。

そうは高校で教えないのが日本。

「肩の荷をおろす」とかバカな教え方は意味ない。
x二乗 + 5x + 7 = y これを微分せよ。
この二乗の2が肩にあるから、

微分すると 2x + 5 = y 2が肩から落ちている。
これでは、生徒をバカにしている様にしか思えない。

曲線というアナログを直線で部分部分で表現するのが微分だと教えないと。

つまり、大工職人さんが、直線をつくる仕事。どこまで直線に近づくか、どこまで精度を出すか、この手で覚えた塩梅、これが微分。
ネジがなぜ、回る?これが微分。

そういうことが分からないで、いい営業ができると思うのか?
多量の商品のデータ(売れてるデータ)を元に、
何をいくらで、何個作る、それで
データに基づいた個別対応、顧客対応が出来る。
販売の一番の姿を追うのが営業だ。

それこそ営業。

四角い長方形の面積は出せる。
まん丸の円の面積は出せる。
それでは、水溜りの面積はどう出すか?

短冊のように部分に切って、それを足せば出るでしょう。
それが積分。分けて足す。だから積分。



数学は暗記だそうだ。そう結論している数学者もいる。野口悠紀雄氏は「超勉強法批判」では「数学は暗記科目」と断言して憚らない。

そんな現状を見て、
高校の指導する現場や教科書を見て、
文部科学省は疑問に思わないのだろうか。

そんな情けない姿を、いま、日本は目の当たりにしている。

インド、中国、ヨーロッパ、アメリカではもっと進んでいるのではないだろうか。
文部科学省は、もっと危機感を持たねばならないだろう。


北欧の数学の先生は、数学は幸せのためにあると語る。

(そんな時代の、日本の中学高校の指導は、恐ろしく江戸時代的という比喩がピッタリだ。
なんとかしなければならない。

江戸時代にもどって鎖国
そんな能がない時代に日本はいる。)
(テクノロジー的には先端は凄いが、それは、特権階級のみ恩恵を受けうる)


官僚になるため、高給取りになるための受験のための学習なら
日本はいずれ破滅するだろう。

社会の三角形の底辺に沢山の人がいる。
格差で頂点の人はいいが、それは一握り。
その、社会の三角形の高さが無くなる様な数学教育が必要だ。


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