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村のおみそづくり

ようやく暖かくなってきました。
村では5月頭くらいまでは加工所でおみそづくりが行われます。
そういえば、今までおみそづくりのブログを書いていなかった!笑
自分の備忘録も兼ねて、『おみそができるまで』を書いていきます。

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【みそづくり1日目】
8:30集合し、大豆とお米をそれぞれ水洗いする。
大豆から泡がたくさん出るけど、完全になくならないのである程度洗ったら水につける。(洗い過ぎはNG!皮が向けてしまうため。)
お米も洗って、水につけておきます。
1日目はこれにて終了。

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【みそづくり2日目】
大豆を煮込んで柔らかくしていきます。
今まで使っていた圧力釜が故障してしまい、今回は大鍋フル出動してます。

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大豆が煮えたら、つぶしていきますー

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そして、米こうじ用の米を蒸していきますー。

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この作業、お米の色がどんどん透明になっていくのですが、そこに新しいお米をひたすら撒いていく作業をします。

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しばらく蒸したあとに、お米を取り出して冷ましていきます。
人力!プラス扇風機でひたすら冷まします。

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温度が高すぎると、酵母菌が働かなくなってしまうため。
このあと、麹菌をまいて、機械にセットしたら一旦こちらは終了。

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つぶした大豆は冷ましてから、玉づくりにしていきます。
楕円形にしたら、周りに酵母菌をまぶしていきます。
そして大きな木樽に置いて、藁を引いて寝かせます。

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まだまだ夜は寒いので、人間よりも厳重に温かくしていきます。
(ブルーシート+毛布+電気毛布+布団+布団だったと思います。)

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おやすみなさい…

【4日目の朝】
3日目はお休み。4日目の朝7時40分に加工所へ!
これを見たかった☆
酵母菌が発酵して、味噌玉がモコモコしてます。
おやすみ前の写真と比較してもわかるくらいモコモコ。
ところどころ水分もついていて、『汗かいてるね。』とお母さんが一言。

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これをひとつひとつ、桶にだして、つぶしていきます。
このモコモコ、食べてみたい。
許可をもらって、味見。
チーズみたい?普通においしいです。

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最後につぶした大豆と出来上がった米こうじ、塩、あめを入れていきます。
このあめとは、大豆を煮たときにでた茹で汁。
あめを入れるか、普通のお湯にするか問われて…
おおたけ:『あめ入れるとやっぱり変わりますかね??どうなります??』
指導員のお母さん:『んーーー。あんまりわかんないよ!笑』
一同笑。
なんとなく、あめを使ったほうが美味しく仕上がる気がする!そう思うことにして、あめを使いました。
そして最後の工程!かくはーん!!!!

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混ぜ合わせた後は、4斗くらいの厚手のビニール袋に入れて、自宅で味噌樽に入れて保存します。これで冬くらいには食べられるようになります。
ただ最低ロットが半斗。約25kgくらいは作れちゃうわけですよ。
『味噌と米さえあれば生きていける』と思っているのですが、それでもさすがに多いなぁ…と。笑 

今後このおみそづくりを活かして、いろいろやっていきたいと考えています。もう少し数量を小さく設定して、味噌づくりワークショップを開催してみたり、ごはんのお供になるようなおかずを作ってみたり…
興味のある方、イベント開催の日が来たらぜひぜひ参加してくださいね!

まだ先の話になりますが、まずは味噌用の青大豆を今年は栽培していきます!シカに負けないように、がんばります。笑