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恥じない父

年末年始に許可を得たので、父のあるエピソードを書こうと思う。

私はその話を聞いていまだにプッて笑う。

父は昔からとても真面目な人だが
人を楽しませるのが大好きで
今は
紙芝居ボランティア、工作ボランティア
有り難い事に各所からオファーを受け、市内を回ったりしている。

昔からひょっとこ踊りや民謡等、様々な芸を持っている父。

実家では時々ふいにハーモニカが聴こえてきたりする。 
数年前のお正月には、私が横でおかめをやらされたり(⁠ب⁠_⁠ب⁠)

そんな父が昔、会社内サークルの茶道部に入部した際のお話。

最近その作法を簡単に教えてくれた。

当時のその話が結構衝撃的である。

父は抹茶の淹れ方を学んだ初日

講座終了後
皆が部屋から出ていく際、慣れない足の痺れが極限に達したらしい。

何とか立って歩いてみたものの、つま先は付かず踵が着地せず派手にダーン!!と皆の前で転んだらしい。
長身の若い男性が。。。

それからめっきり行かなくなったと。

同じ様にコーラスサークルも興味があり入部したらしいが
口を開けた際にチラッと見えてしまう歯の詰め物が気になり恥ずかしくすぐやめたと。

辞める理由よ。。

それらを無表情で何ちゃなく淡々と話すので余計おかしくなる。何か気にしない人なのだ。

いまだ父の性格はよくわからないけど
賑やかな雰囲気が好きで
明るくさっぱりした人なんだろうな。

楽しく長生きしてほしい。

いつかはお別れが来る年齢に近づいて来た父だが

私は父が教えてくれた事を胸に、自身の人生を楽しく生きてゆくつもり。

父が生み出したキャラクター
衝撃的。。

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