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インタビュー企画!

『ヨワムシ』発売を記念しインタビュー企画を展開!
3年半ぶりの新譜について、その魅力を余すところなく語っております!


―自分の心から湧き出てきたような曲を大事にしたい


■シングルとしては、前作「ピリオド/あなたに」から実に3年半ぶりの新作です。

Chira「その間、活動休止があったり、仙台にいたり、アルバムを作ったり…なんだかんだ忙しくしていたので、今回やっと落ち着いてシングル制作に取り掛かれた、という感じです」
■シングル制作の予定はいつ頃から立てました?
Chira「特に考えてなかったです(笑)。6月に『アラカルト』ができて一段落した感じはあったけど、呑気に次のアルバム作ってる場合でもないでしょ、ってことで、久々にシングルでも出すかぁ、くらいの」
■ということは、ピンポイントで今回のシングルを作ったわけではない?
Chira「そうですね。どちらかというと、曲のストックが溜まったらその時点でアルバムにまとめるっていうのが僕のスタイルなので、今回も未来のアルバム制作に向けてまず1曲、という気持ちで作りました」
■10月中旬リリースということですが、実際に曲が形になったのはいつ頃だったんですか?
Chira「原曲ができたのは7月の初めくらいかなぁ」
■え、そんなに早く?!
Chira「曲ができるのには2つあって。1つはふわっと生まれる感覚。なんとなくギター弾いていたらメロディが生まれたとか、夕陽を見ていたら歌詞を思いついたとか。よく「降りてきた」なんて表現されるものですね。で、もう一つは作ろうと思って作ってるとき。今回の『ヨワムシ』は前者なので、アイデアが生まれたのがたまたま7月の頭だったってことですかね」
■他の曲も同じような感じで作られるのでしょうか?
Chira「それは曲によりますが、概ねその路線ですね。「歌」って、うまく表現できない感情や想いが爆発して現れるものだと思うんです。それはどのジャンルの音楽にも言えることだけど、特にブルースにはそういう側面が多いから、意図して作った曲ではなくて、自分の心から湧き出てきたような曲を大事にしたい。そういう意味では、いわゆる「降りてきた」タイプの曲を軸にしている感じはありますね」
■逆に、意図して曲を作るのはどんな時ですか?
Chira「必要に迫られたとき、かな?例えば今回のカップリング『TATOO』は、シングルとして出すためにはカップリングが必要だから、ということで意図的に作った曲ですね。歌詞も『ヨワムシ』に比べると、計算して書いているような個所は割と多いです。これはアルバム制作でも同じことですね。曲数がある程度そろってきた段階で「もう少しこういう曲入れたいね」なんて話になったときに、その路線で意図的に曲を作る、ということはよくあります」
■そうすると、それぞれベクトルとしては…
Chira「真逆ですね」


―ギターは終わりのないパズルのようなもの

■ギタリストとして意識したことは何かありますか?
Chira「まず『ヨワムシ』では、目立ちすぎないギターを目指しました。アコースティックな曲なので、エレキには一歩引いてもらおうと。ギターソロも王道のペンタトニックじゃなくて、朴訥とした感じを意識して「いつもと同じソロ」にならないように注意しましたね」
■逆に『TATOO』ではアグレッシブなギターが聴けますね。
Chira「この曲はサビとAメロでメリハリをつけたかったので。ソロはそれこそペンタトニックで弾き倒してますけど(笑)、サビやリフなんかはむしろ落ち着いた雰囲気のフレーズが多いと思います」
■今回新たに導入した機材はありますか?
Chira「レコーディングはいつも通り、PODとBR80の仲良しコンビです。ギターは6月終わりに手に入れたストラトがあるので、それを数か所で使ってますね」
■具体的には?
Chira「まず『ヨワムシ』のバッキングで鳴っているトレモロのかかったクリーンサウンド。『TATOO』ではバッキング全般と、歪んだメインリフがそうですね」
■ギターのフレーズも、今回は「降りてきた」ものが多かった?
Chira「いや、そんなことはないですね。試行錯誤のうえに出した結論みたいなもので、ああでもない、こうでもないと何テイクも録りなおしました。『TATOO』のソロなんて、途中で半ベソかきながら録ってましたもん(笑)」
■新しい試みの中でそうなったのでしょうか。
Chira「確かにそういう面もあるかもしれませんね。ギターのフレーズって、曲に対してハマるかどうかの勝負だと思うので。いつも同じ得意な角度から切り込んでいけばいつでもハメられるけど、切り口を変えると途端に合わなくなる。僕はギターの音だけで人を感動させられるようなレジェンドではないので、ギターを楽しんでもらうにはそのフレーズがハマってないといけなくて。そのハマり方を模索してるような状況ですかね。終わりのないパズルのようなものなのかもしれません」
■最後に今作のポイントをどうぞ!
Chira「まず『ヨワムシ』は切ない歌詞と朴訥とした世界観が特徴的なアコースティックバラードです。アコギの綺麗な音色と涙を誘う絶妙なメロディを楽しんでください!『TATOO』は大人でセクシーな感じかな。タトゥー目線の歌詞も斬新で面白いと思います。税込み500円、予約受付中です!たくさんのご予約お待ちしてます!」


下記リンクからぞれぞれ試聴可能です!

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#インタビュー #ヨワムシ #TATOO

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