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#10 刺激が欲しけりゃまず動け

 最近、穏やかな日々が続いている。激務もなければChiraの作業も特に新しいこともなく、良くも悪くもルーティンな日々。夏の終わり頃から激太りしたので筋トレを始めたが、それも生活リズムを作ってくれているという意味ではポジティブなルーティンになってる。

 「人間は慣れる生き物である」といつかここに書いたっけ。先週テーマに掲げた「慣れ」も、実は#3で既出のテーマだったので、先週「慣れ」について書いていること自体が俺という人間の「慣れ」を表しているわけだけど、まぁとにかく人間は慣れる生き物だし、飽きに弱い生き物だと思う。変化の少ない環境が苦手な生物なのかな、と。

 ブロガーで成功したマーク・マンソン氏の著書『その「決断」がすべてを解決する』(三笠書房)を読んだときに共感したのは、「刺激によって行動が生まれるのではなく、行動によって刺激を発見する」というもの。自分自身を変えたいとき、よくあるのはまず意識を変えようとすること。でも実は意識を変えることって最も難しいのでそう簡単にはいかない。結果的に上手くいかず、挫折しちゃうこともしばしば。マークが言うには、「結果として意識が変わればいいんじゃない?」と。意識が変わるには刺激が必要だ。刺激は家で寝ていてもやってこない。行動によって刺激が生まれるのだから、順番としては「行動→刺激→意識の変化」という格好になる。だからまずはとにかく行動せよ、と。


 というわけで今回は「刺激が欲しけりゃまず動け」です。


 昔オレンジレンジの曲に「刺激が欲しけりゃバカになれ」というフレーズがあった。今思えばこのフレーズ、実は核心を突いていたのかも。いい意味でバカになれないと「まず動く」なんてことは到底できないから。打算的に、計算高く生きていると、行動よりも分析が先に来てしまう。それでは「まず動く」なんてことはできない。そういう意味で、程よくバカでないと動けないし、刺激も手に入らないのかも。
 筋トレが続いているのも、何も考えてないからかもね。決まった曜日、決まった時間になったらスクワットから始める。下半身→上半身→腹筋→背筋と鍛えていって気づけば2時間くらい経ってる。この一連の動作が、それ以上でもそれ以下でもないのだから、モチベーションなんてなくても勝手に続く。禅宗の考え方で「心をからっぽにして目の前のことに集中する」というのがあるそうだが、それに近い感覚かもね。

 今日この記事も何も考えずにただ書き始めたけれど、確かにいろいろな発見・刺激を受けてる。現在進行形で。「とりあえずやってみる」ことが大事なのは音楽の世界も同じで、「こんな曲作りたいな」「あんな歌詞書きたいな」と事前に考えているときに限って曲作りは暗礁に乗り上げる傾向にある。それよりも、リラックスしてお気に入りのギターをぽろぽろ弾いているときのほうがいいメロディは出てくるし、メロディにつられて歌詞だって舞い降りてくる。

 自分がひとつのロールモデルになっているかはわからないが、振り返ってみると行動によって導かれた答みたいなものは確かにたくさんあった。もし、自分を変えたいなと思っている人がいたら、参考にしてくれたら嬉しいです。自分を変えるのは難しいことではなく、毎日新しいことをやっていれば気づいた時には変わってる、そんなものです。


Chira

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