チラムネ福井コラボ2023が終わって。

こんにちは。チラムネファンサイト管理人です。2023年ももう少しで終わる今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
チラムネ福井コラボ2023が終幕した10月1日から早2か月。ついに皆様から写真をご提供いただいたファン企画のスライドショーが完成しました!
もう見ていただけていますか?????
ファンサイトから見ることができるので、ぜひぜひ!

さてさて、今回はスライドショー公開のタイミングに合わせて、ファンサイト管理人として今回のコラボやスライドショー作成に関するプチコラムを書けたらな~と思い、筆を執りました。
始まる前にコラボに手向けた記事をたくさん読んでいただけたから味を占めたんだろ、って? ……まぁそういう側面もないわけじゃないですけど!
ともあれ書きたいことがありましたので、つらつら書いていきます。

僕らは空を見上げている

スライドショーを作っていて、強く思ったことがあります。それは「空の写真が多い!」ということでした。
今回は旅ををする中で印象に残った写真を最大三枚提供いただく……という方法で募集しました。その中で空の写真がたくさん集まるのは、それだけたくさんの方の心に空が残っているんだと思います。
青空や夕焼け空、星や月が煌めく夜まで。写真を見ながら、「みんな、福井の空を見上げてたんだな」と思いました。
これって、すごいことだと思いませんか? コラボグッズやキャラのパネルみたいな、分かりやすくコラボっぽいものがたくさんある中で、多くの人が福井の空を心に映したわけです。
空は鏡だと私は思います。皆さんが見上げた福井の空には、福井で過ごした時間の煌めきが映し出されているような気がしました。だから本当は十人十色、どれ一つ同じ空なんかなくて……空だけを集めたスライドショーでも面白いんだろうな、と思ったほどでした。
スライドショーでは、皆さんの空をところどころに織り交ぜる形にしているかと思います。ぜひ空一つ一つに思いを馳せてみてください。

忘れられなくて忘れたくない夏

忘れられない夏よりも、
忘れたくない夏がいい。

『チラムネ福井コラボ2023』ポスターより

上記は、今回のコラボに当たって作成された望紅葉のポスターに添えられたキャッチです。管理人の私情を混ぜると、私は紅葉推しなので彼女の気持ちに色々と思いを馳せたくなるのですが……そのことはさておいて。
このキャッチは、今回のコラボのテーマとも言えるものなのかな、と個人的に思いました。
「忘れたくない夏」と思うことは、きっと意思であり祈りです。
いつか、この夏よりも楽しい夏を過ごすかもしれません。この世界には楽しいことや輝いていることがたくさんあって、チラムネが自分にとっての一番で在り続けるとは限らないんだと思います。そして、きっとそうでなくてはいけないんです。いつまでも思い出が一番で在り続けることは、穏やかな停滞と同じです。生きている以上、更なる輝きに手を伸ばすべきでしょう。それはチラムネの次なるコラボかもしれませんし、他のコンテンツかもしれません。あるいは、もっとプライベートなことだっていいんです。
一番が塗り替えられ続けるべき人生の営みの中で、それでその夏を「忘れたくない」と思えること――それは「忘れられない」と夏を送った瞬間に思うより、尊いことなのかもしれません。忘れられてしまうかもしれないけど、それでも私たちは「忘れたくない」と思えているのですから。
一方で、きっとこの夏は「忘れられない夏」でもあったのではないでしょうか。そうであってほしい、と私は思います。「忘れたくない」と思い続けられるのは素敵なことですが、その祈りがずっと続けられるとは限りません。想いの力は弱くて、時々見失いそうになるんじゃないかと思うんです。
そんなとき、「忘れられない夏」が傍にいてほしい。「忘れたくない」と思い直せる夏であってほしい。私はそう思います。
だから「忘れられない夏だったし、忘れたくない夏だった」と思いました。

どうか繋げていけますように

地霊、あるいはゲニウス・ロキという言葉があります。心霊的な言葉ではありません。どちらかというと、建築用語的な概念です。ゲニウス・ロキとは、いわばその土地の連想性、テーマのようなものを指す……と思っていいでしょう(とりあえずここではその意味で用います)。
私はこの言葉を聞いたとき、チラムネと福井、そしてチラムネ福井コラボが持つにゲニウス・ロキを見ました。
チラムネでは、いろんなキャラクターが相互理解をし、繋がっていきます。6巻はチーム千歳の絆を感じさせるものでしたし、その前の4巻では亜十夢やなずなと朔たちが一緒にいる場面が描かれました。7巻の合宿での場面は、これまで外にいた明日姉も繋がり、それぞれが縁を結び合っているように感じさせられます。そもそも、本作は朔と健太が出会い、友達になる――そんな新しい縁結びから始まったとも言えるでしょう。
翻って、福井にも人の繋がりがあります。私は昨年来福しましたが、見ず知らずの方にエルパまで車で送っていただくなど、とても親切にしていただきました。
今年のチラムネ福井コラボでも、たくさんの縁が紡がれました。初日に行われた写真家・tomosakiさんと裕夢先生のトークショーもその一環でしょうし、高井屋さんやコッペ亭さんといったコラボ参加店舗の皆さんとファンも新しく繋がることができました。もっと言えば、ファン同士の繋がりもだと言えるでしょう。
福井に息づくゲニウス・ロキとは、人と人との繋がりなのではないか。
私はそんなことを今回のコラボで思いました。
これからも繋がってほしいな、と思います。チラムネをまだ知らない人にも、届いてくれたらいい。福井の人はもちろん、福井に行ったことのない人にも。でも想いの力は弱いから、簡単には届かないんだろうとも思います。
だからこそ、繋げていけたらいいと思うんです。簡単に繋がれるように見えて実は繋がることが難しいこの世界で、それでも思い出を繋げていけたらいい
そんな思いをこめて、スライドショーを作りました。

まとめと謝辞

語ったところで、そろそろ話を締めたいと思います。
今回のスライドショーの作成にあたっては、たくさんの方にご協力いただきました。有志の皆様の写真はスライドショーの末尾に掲載いたしましたが、人力で作業しているため、漏れがあるかもしれません。その場合は本noteにお名前を追加していこうと思いますので、ご容赦ください。
そして、BGMにはチラムネ福井コラボのテーマ曲を使用させていただきました。作曲の伊藤賢治さん、ありがとうございました。
また、本企画は福井市のコラボ担当の皆様にもご協力いただきました。非公式のファンサイト管理人/応援アカウントに協力くださり、ありがとうございます。これもまた、福井に宿る縁なのだと思いました。
そしてもちろん、裕夢先生やraemz先生、編集・岩浅さんをはじめとする原作チームの皆様がいらっしゃってこそ、本企画は成立いたしました。重ねてお礼申し上げます。
スペシャルサンクスの最後に記した「これからきっとチラムネを好きになる人」にまで今回のスライドショーが届くことを祈るばかりです。

それでは、今回はここで筆を置きたいと思います。
また来年、ポエムじみた記事と共にスライドショーを作れますように。

有志協力の皆様(追加)

案の定というべきか、私の不手際でスペシャルサンクスにお名前が漏れている方がいらっしゃいました。たくさんの方からいただいたので許してほしい……と言い訳をしつつ、お名前を追加させていただきます。
《お名前一覧》
・Twiplus@藤志高横浜𝕏部withmusic

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