物心ついたときから「強くあらねばならない」という言葉が呪いのように骨身に染みついていて、洗っても洗ってもとれない。 最近でいえば「有害な男らしさ」という風に批判されがちなこの価値観に、私はずっと毒されている。 基本的に、この価値観で生きていると「更に上に、更に上に」と常に急き立てられているような感じがして落ち着かない。 寄る辺も安息地もなく、上れば上るほど遠のく地上にめまいを覚えながらも、得体のしれない焦燥感から上り続けてしまうのだ。「そのうち真っ逆さまに落ちて死ぬに違いな
ここ数年、身体を鍛え続けている。 動機は決してポジティブなものではないが、大まかに言って二つある。 そのうちの一つは、周りの人間に言えるのだ。なぜなら分かりやすいから。 だが、もう一つの方はこれまで誰にも言わずにいた。（私の周りの人間には）言っても理解が得られないだろうと確信しているからだ。 とはいえ、もうここらで言ってしまおう。 いい加減、抱え続けるのにうんざりしてきたのだ。 それに、全くの他人からしたら大した理由でもあるまい。こんな話はありふれているに違いないのだから
一人称が「私」の男性キャラが最近熱い（個人的に） まず、これは現実社会の話だが──男性が「私」という一人称を使うときには、公的な立場で発言していることが多い。 翻って、一人称が「私」の男性キャラ＝公的な役職についている≒責任ある立場にいることが多いという方程式が成り立つ。 そして、責任ある立場にいる男性キャラはどこか苦悩を帯びていることが多く、つまるところエッチなのである。 とはいえ、彼らは露骨にエッチなのではない。禁欲的で堕落していないからだ。高い立場にあるもの「として
どうもみなさん、はじめまして。 noteで記事を書くのは、これで百数回目になるだろうか。 これは裏垢だ。 気取った表垢では書けないことを書くために作った。 だから、表垢では絶対に書かなかった私の属性についても、ガンガン明かしてしまえと思っている。 手始めに、テンプレ的なものから。 こんなところかな。 ざっと読んでもらって分かる通り、かなりSOGI関連で悩んできた気がする。 「ゲイとかレズビアンは、まだ『自分はこういう者です』と語れる名前があるからいいよな……」という
