誠実

数日前、推し被りのヲタクが「あの子(推し)に対しては誠実でいたい」と言った。彼のスペース(𝕏でできるラジオ配信みたいなもの)での出来事だった。

そこからしばらく「誠実である」というのはどういうことか、という話になった。
その際に私がコメント(というよりエアリプだったが)したことは主に2つのことだった。
①全ての現場に行くことだけが誠実とは限らない
②「誠実である」というのは嘘をつかないこと
(なぜか直後にツイ消ししていたので元ツイがなくて悔しい)

後から振り返ると、この2つのことは似通っているように思う。
私が思う「誠実」は「ありのままでいること」だ。
もちろんそれは傍若無人に振る舞うことではない。
他者(推しを含む)や自分自身に迷惑をかけない範囲で「ありのまま」だ。
他者に迷惑をかけないということはなんとなくイメージがつくと思う。もちろん人対人なので完全な正解はないけれど。
私が今回言いたいのは「自分自身のことをもっと大切にしませんか?」ということである。

アイドルは人気商売なので、「商売」になるくらい「人気」がないと終わってしまう。(もちろんそれ以外の要因もあるが)
だから、全通したりたくさんお金を使ったヲタクがもてはやされがちになるのもわかる。
推しと会話をたくさん重ねることで生まれる信頼関係もあるだろう。
そういった面では全通もひとつの「誠実」だと思う。

ただ、だからといって現場に不満を抱えながら通い続けたり、度を超えて時間やお金を費やすことはあまり健全だと思わないし、アイドル側もそれを望んでいないと思う。
(この「度を超えて」というのがミソで、別に自分自身がそうしたくてそうしている分には問題ないと思う。)

「でもこのまま売れないと解散しちゃうから多少無理しても支えなくては」というのは間違っていると思う。
そういった運営上のことを考えるのはあくまでも運営の仕事で、そもそも客にそういう面を見せている時点でアイドル運営失格なのだ。
(多分本当にヲタクに売上に関する心配をさせていないアイドルグループなんてほとんどないのであくまで理想論なのだが。)
この辺りの話に関して、最近読んだnoteでとても読みやすくて納得できるnoteがあったので共有しておく。

だからこそ、ヲタクはもっと気軽に、楽しんで、行きたいときに現場に足を運んでいいと思うし、私はそうしていきたい。

「推しに誇れる自分でいること」が私の思う「誠実」だ。
誇れる、まではいかなくても推しに対して恥ずかしくない自分でありたいと思う。


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