仲良いヲタク「どうなったらヲタクやめるの?」
ぼく「そうなんだよなあ…」
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約1年前、当時の推しメン(SUPER☆GiRLS 長尾しおりさん、以下長尾ちゃん)がアイドルを卒業した。
私は長尾ちゃんのアイドル卒業と同時に自分もヲタクを辞めるつもりでnoteを書き連ねた。
タイトルの質問をしたヲタク(以下Aさん)はこのnoteも読んでくれていて、だからこそ現在(2024年2月)の私がバリバリヲタクをしていることが疑問だったらしい。
(現在の推しメン紹介や私にとっての「推し」についての文章はこちら)
2024年2月現在、特に推しているのがMIGMA SHELTERのタマネちゃんなのだが、Aさんは「タマネちゃんが辞めても他の子で(ヲタクを)続けられるの?」という質問もしてきた。
私は「それはタマネちゃんの辞め方にもよるかな」と答えたが、アイドルヲタクでい続けることが嫌になるようなひどい辞め方(繋がり解雇とか)でなければ十中八九続けると思う。
もうすぐ丸12年になるアイドルヲタク生活の中で、アイドル側もヲタク側も「やりきる」みたいな表現を割とよく目にしてきた。
実際、長尾ちゃんの卒業時は彼女も私もやりきった瞬間だったと思う。
では、なぜ私が今アイドルヲタクをしているのか。
綺麗にまとめようとするなら「やっぱりアイドルが好きだから」だが、もっと本質的に言うなら「アイドルに依存しているから」だと思う。
最初はアイドルを観ることで救われていたはずの心が、気づいたらアイドルを観ないと満たされない心になっていた。
それを強く実感したのが長尾ちゃんの卒業後、自分の意志でまた現場に行くようになるまでの2ヶ月半だった。
今思うと生きているようで生きていない、何のために生きているのかもよく分からない日々だった。
私にとって「推し」は「生きがい」なんだと思う。
でも、いつまでもアイドルヲタクをすることはできないという現実も少しずつ分かってきた。
実際、様々なライフステージの変化で現場に行く頻度が下がったりしていくヲタクを何人も見てきた。
先日Twitter(現𝕏)のおすすめ欄に偶然流れてきた我儘ラキアというグループの星熊さんのツイートがすごく腑に落ちた感じがした。
「とっても素敵な青春のような時間を過ごして、時間が経つと思ったより歳を取った自分が残る。」
「結局残るのは自分自身だから
自分の本当の価値を自分に問いただすことで、もっと素敵な大人になっていける」
私は、「アイドルヲタク」じゃないときの自分のことが正直言ってあまり好きではない。
「ちら」として過ごしている時間の方が心地いいと感じる瞬間が多い。
だからこそ、本名の自分と向き合って「何がどうして好きじゃないのか」、「どうすれば少しでも好きになれるのか」考えていかなくてはいけない。
9年前に出会った当時小学生だったアイドルが2/26でハタチになって、「この子がこんなに大きくなるまで自分は何をしていたんだろう」と思うような現在の自分なので、そんな自分が変わっていくのは本当に難しいことだけど、アイドルが見せてくれる夢のような時間から現実に戻ったときに、「こっちも悪くないな」と思える現実を今から作っておきたい。
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