おはようしていたらフィンガーちらンズになっていた

ないすふぇいさーちら

な…何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…

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2023年2月15日、当時の推しである長尾しおりちゃん(SUPER☆GiRLS)がアイドルとしての活動を終えた。
2022年6月に卒業を発表してから約8ヶ月、発表の日から後日談までnoteの記事を書き続け、最後の記事を書き終えた時にはスッキリしたような、でもまだ少し寂しいような、本当に｢空っぽ｣の気分だった。
当時のnoteにも綴っていた通り、この卒業があまりにも私にとって理想的な｢推しの卒業｣だったことで、私はアイドルヲタクを続ける気はなかった。
事実、推しのラストライブがあった2月10日から約3ヶ月の間は、自分の意志でチケットを取ってライブに行くことはなかった。
ただ、リリイベにフラッといってライブだけ観たり、友達にチケットをもらってライブを観たりすることはあって、それはそれで楽しかったし、｢ヲタク｣とまではいかなくてもたまにアイドルは観たいと思っていた。

そんなとき、知り合いのヲタク達がTwitter(現在はXですが馴染み無さすぎるのでTwitterで…)でしばしば話題にしているアイドルのおはようツイートがあった。
｢Finger Runs｣というグループの｢兎月こむぎ｣さんのツイートである。


(初見がいつだったのか分からないので個人的にお気に入りのやつを引用しています…！)

この｢おはよう『して』｣の部分がミソで、普通に｢おはよう｣とだけ書いてあるよりなんだかリプを送りたくなる。
そこまで考えて｢おはようして｣なのかは果たして分からないが、とにかくよくTLに出現していた。

それから数日、｢おはようして｣の魔力に吸い込まれるように初めておはようしたリプがこちら。


｢おはようして｣と言われているので｢おはよう｣とだけ返すのではなく、｢おはようします｣を付けることをマイルールにした。
この日以降、毎回ではないがそこそこの頻度でおはようするようになった。
それでもFinger Runsは対バンが多かったため、現場に足を運ぶ気にはならず、本当にただTwitterでおはようするだけの日々を過ごした。

そんなある日、2ndシングルの発売とそれに伴ったリリースイベントの開催が発表された。
初日は6/19で、場所はタワーレコード渋谷店の屋上。
平日の夜だったが、｢行けるな、行こうかな｣と思った。当たり前といえば当たり前なのだが、リリースイベントは基本的にそのグループだけサクッと観られるので初めての現場としてはハードルが低い。
そして当日、｢どうせご挨拶はするし｣と事前にCDを購入して優先エリアの入場券を引いた。

ちゃんと写真撮っててえらい

欲がないと良い番号が引けるというのは本当で、それなりの位置で観られそうな番号だった。集客人数によっては抜け番もあるだろうな～、などと思いながら入場。
平日でギリギリに来る人もいたり、この現場のヲタクは後ろで元気に沸きたい人も一定数いるため、この番号でも最前に入ることができた。

このとき、私はまだメンバーの顔と名前が一致していなかった。そもそも｢おはようして｣の彼女の顔と名前もそこまで意識していなくて、さすがにそれは失礼すぎると思ってそれだけ確認した。5人組なこともギリギリ把握していなかったと思う()
ライブが始まると、ステージを所狭しと駆け回る5人。MCで話している内容とTwitterで見かける名前を一致させていった。そしてとにかくヲタクが元気。めちゃくちゃ声が出ている。
フロアを含めてとてもいい雰囲気のライブをするグループ、というのが第一印象だった。

(メンバーの中谷美月さんが毎回セトリを上げてくれていて、本当に助かってるんですよね…本当にえらいです…ありがとう…(直接言え))

ライブ後の特典会で｢おはようして｣の彼女改め兎月こむぎさんに初めましてをしに行く。

ぼく｢初めまして～いつもおはようしてます｣
こむぎ｢…！！？！？ちら！！！？！？？｣

おはようブーストがかかった初接触

ということで(？)あっさり認知をいただきご機嫌で買い増し、ループ。
その中で｢事後報告もしてくれてありがとう｣と言われて｢？？？？｣となることがあった。どうやらこむぎさんの中では｢おはようします おはよう｣の後に事後報告もついていると思っていたらしい(？)

なのでこの日以降のリプには｢おはようしました｣も追加されている。

ただ、このリリースイベント以降、元々チケットを取っていた別のグループのライブと予定が重なってしまったりしていて、次にFinger Runsを観たのは7/9のAQBI DIG(所属事務所AqbiRecの主催ライブ)だった。
この日は事務所の先輩グループ｢MIGMA SHELTER｣の新体制お披露目の日だった。5月下旬から新体制に向けて一時的に活動休止していたこともあり、ヲタクもメンバーもこの日を待ちわびていた。
チケットを取るのが遅かったのでそれなりに後方で観ていたため、正直どのグループもあまりよく見えなかったが、お祭り騒ぎでなんだか楽しかった。
この日の特典会では、私が某バンドのツイートをRTしていたことについて｢○○(バンド名)知ってる人初めて見た！｣と言われた。こむぎさんはヲタクのTwitterをよく見るタイプらしい。

この3日後の7/12、またタワーレコード渋谷店でリリースイベントがあった。この日はなんと屋上で19:00～SUPER☆GiRLS、5Fで19:30～Finger Runsという奇跡が起きている日だった。リリースイベントのライブというのはどこのグループも大体30分くらいなので、スパガの最後かフィンズの最初を諦めればどちらもライブは観ることができる！これが私のTIFかもしれん！と舞い上がっていた。
ただ、結論から言って私はスパガのライブを15分程観て5Fに移動してしまった。
理由はシンプルで、時間を気にしてしまうあまりスパガのライブに集中できておらず、それならばもう5Fに移動してしまおう、と思ったからである。
5Fに移動してすぐCDを買って、ライブが始まるのを待った。この日もめちゃくちゃ楽しかった。
特典会ではこむぎさんに｢あんまり私のことツイートしてくれないよね｣と言われた。
そもそもそんなに接触レポやライブの感想をツイートするタイプではないのだが、単純なのでこの日以降なるべくツイートをするように心がけている。

結果的には、この日以降チケットを取ってライブを観に行くのはFinger Runsだけになった。
当初は渋っていた対バンも行くようになったし、手紙を書いたりもした。あまりにも急速に沼にハマっていく自分がおっかなくなってこんなツイートもしていた。

同時期に、古くからの知り合いもこんなツイートをしていた。

私のツイートだけ見てもこう思う人がいるくらい、分かりやすくハマっていたことがよく表れているのと、｢フィンガーちらンズ｣という言い回しはこの方のツイートから生まれている(ありがとうございます(？))。

そして｢ブレーキを踏みたい｣｢止まりたい｣(止まる気はない)という私のダチョウ倶楽部的なツイートに対し、｢推しメン｣になったこむぎさんの返答がこちら↓

止まるな

Finger Runs、というかこむぎさんはWebのインタビューの中で｢2年以内にTDCに立ちたい｣と話している。

私はこうして具体的な目標を掲げてくれるアイドルは大好きだ。一緒に目標に向かって進んで行きたいと思えるし、そのために自分ができることを着実にしたいと思う(ひとりのヲタクができることなんて本当に些細ですが…)。

あなたもフィンガーランニング、始めませんか？


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