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自分の敏感すぎる心がすごくしんどい時が多いけれど、それは必然だったんだと彼が教えてくれた。

人に自分自身を分析されることが、あまり好きじゃない。というか、嫌いだ。

パッと思いつきで入った占いで「あなたは大胆だけど繊細ですねえ」と言われても別に大丈夫だけど、周囲の人からあーだこーだ自分の言動を分析されるとイラッとしてしまう。

だから、今から書くことも、ただただ私が勝手にそう思っただけの話。感想文。ただ1ファンの想像のお話。

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先週行われた、バンタンの本国ソウルでのライブ「PERMISSION TO DANCE in SEOUL」。

12日に足を運んだ映画館でのライブビューイングがあまりにも楽しくて、予定していなかった13日のオンライン配信も見ることにした。

12日のアンコール曲は、「Anpanman」「고민보다 GO」とめちゃくちゃノリが良い、バーっ!!!と発散させるものを結集しました!という雰囲気。

そこから一変、ラストである13日は「봄날 (Spring Day)」と、「We are Bulletproof:the Eternal」

そして、リーダーであり私が1番愛しているメンバー、ナムさんから語られた、実はここに至るまでたくさん泣いて、眠れず、自分自身はセンシティブなところがある…という言葉。

13日のライブを見てから、彼の気持ちに同調しすぎてしんどくなった。

ライブ後に投稿された彼からのメッセージは、「ただ明るく笑いながら挨拶をしたかったのに、上手く言い出せなかった僕を許してください!」とはじまっていて。

今は明るく、思いっきり笑うところ!!喜ぶところ!と頭ではわかっていても、心からそう振る舞えない時。隠し切ることができない。

周りからはとても上手くいっているように見える時も、その隙間隙間にある、暗い部分を覗き込んでしまう。

どうして自分はこうなんだ、どうして周りみたいに朗らかに、ある種テキトーに、割り切ることができないんだ!とまたループに入ってしまう。

もしかしたら本当に、自分に周りにいる人たちはこんなことを感じていないんじゃ?自分が気にしすぎなのではなく、本当にこの感覚自体が無いのでは…?

深いところを見ようとしないのではなく、本当に目に入っていないだけなんじゃ?

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これはナムの言葉を聴き、読んでから、私の中に溢れてきた言葉たち。

そして彼の愛読書の中に、イルセサンさんの「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」があったことを思い出した。

まだ息子を抱っこ紐に入れて生活をしていたころ、本屋さんで偶然見つけて手に取り、「HSP」という気質があることを教えてくれた本。これまでの生きづらさの原因はこれか!と救ってもらった。

考えてみれば、あれだけ掘り下げた言葉たちを紡ぐ人が、鈍感なわけがない。

今、「mono.」を聴きながら書いているけど、こんな切実な言葉を歌う人が、繊細じゃないわけがない。

彼は素晴らしいリーダーである面と、相反するおっちょこちょいさ、生活能力の低さの部分を切り取って取り上げられることがとても多いから、それが隠れがちなだけで。

今回のライブ中、2日間とも、他のメンバーに比べて真顔の時が多かったナム。

「リーダーだから常に進行を気にしているだろうし、冷静な部分が多いんだろうな」と勝手に想像していたけど、実際はそれに加えて、本人が話してくれた葛藤が常にライブ中も心にあったんだろうか?

来月にはラスベガス公演が控えているバンタン。

きっとアメリカではLAの時と同じように、満員の会場で、歓声を浴びながら公演をするんだろう。

母国である韓国ではたった4分の1のスカスカな客席と、一切声を上げることができないファンたちを前にして公演をしたのに、対極にある環境で彼らは歌い踊るんだろう。

それに対して正直私も、あまりいい感情を持っていなかった。LA公演中、アメリカでの彼らが楽しそうであればあるほど、自分自身のまだまだ不自由な日常と比べて、モヤモヤした気持ちを抱えていた。

でも、当たり前だけど、葛藤がないわけがなかった。

繊細な心を抱えてここまで上り詰めたであろうナムが、泣いていないわけがなかったんだ。

(それを差し置いても、もちろんモヤっとしたあれこれが一切無くなるわけじゃないけど)

もちろんこれは全部私の想像のお話。妄想の方が近いかもしれない。偏った見方。本当の彼は、彼にしかわからない。

ただただ、あの13日のライブで一気に湧き上がってしまった自分の想いを、書いておきたかった。

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今回は楽しい!から、わーん!しんどい!まで振れ幅がものすごかった2日だったけど、とても励まされた部分がたくさんあった。

もちろん1番は、疲れた心に彼らのパフォーマンスが染み入り、元気をもらったこと。エンターテイメントの力って、やっぱりとてつもない。

そして、「ナムのように両立できる」ということを知ったこと。

繊細で脆いものを内に抱えながら、堂々と表現を続けていくことはできる。

私は自分の敏感すぎる心がすごくしんどい時が多いけれども、1つでも多くのことに感動したり、小さなこともキャッチするためには、この心を持っていないといけなかったんだと思う。

(そして思い出した。わたしENFPなんですけど、ナムと一緒なんです。まじで励まされる〜)

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