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好きなもの

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本、作品、身の回りの愛用品など、好きなものたちへの愛です。
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私は恋しい。あの頃の、クウネルが。

「これまで読んできた本の中で、1番多いジャンルは何でしたか?」 「ええと…あ!暮らし系の本です!!」 ✳︎ クウネルという雑誌が大好きだった。 「だった」と過去形なのは、今店頭で並んでいる「Kunel」は、同じ名前だけど全く別物の雑誌になってしまったから。 冒頭の会話は、5月にとある占星術のセッションを受けた時に聞かれた質問。 これまで色々な本を読んできたけれど、「どんなジャンルを1番読んだか」を聞かれるまで、自分が暮らし系の本をたくさんたくさん読んできたことに気

だからわたしは心の中にワルター・フォン・シェーンコップを常備することにした。

最近疲れてる。 「閣下それは当然というものですな。このコロナ騒動に自粛、そして一気に日常へお戻りでいらっしゃる。疲れもたまるというものです」 そう?何もやる気せえへんねんけど。 「いいではないですか。そんな時もあるでしょう」 でも、やらんとあかんことはいっぱいあるねん。 「それは由々しき事態でありますな。まあどうです?めんどくさいことは置いておいて、お茶でも」 君が言うならそうするよ… 「ええ、それがよろしいでしょうな」 ✳︎ イタイと思った人、私のことイタ

「アンナチュラル」は主人公の過去を暴かない。

2年前に放送された「アンナチュラル」をAmazonプライムで見て、ハマって、サントラまでiTunesでダウンロードしたイトウカヌレです。 私はドラマをリアタイすることがほぼなく、こうして2〜3年経ってから過去の作品にハマるなんてことがしょっちゅうで。 もうブームの波は過ぎているのだろうけど、これは語らずにはおれない!!ということで、今日はひたすら「アンナチュラル」を見て感じたことを書きます。 アンナチュラル ・中堂さんが少しずつ周りとコミュニケーションを取るようになる姿

同性の恋愛、男装の麗人、戦う女たち。たまらない!私のフェチ。

宝塚をこんなに好きなのは何故なのかを、改めて考える。 豪華さ キラキラ 夢夢しい。 エロスがある。 男役の表情、娘役との絡み、男役同士の絡み。 夢夢しいけれど、エロスを感じられるところ。これが一番好きなポイント。 宝塚以外でこれを感じようとすると、男同士…というか、同性同士の作品くらいでしか味わえない(あくまでも、私の場合です)。 同性同士の作品に感じるものと共通したものがあって、それが「何」なのかを追求し、言葉にしたことはなかった。 宝塚は女同士で全てを表現し

「これが好き!」という気持ちは、誰かの楽しみや癒しにつながるかもしれない。

先日、久しぶりにおすすめの曲を手紙に書いて送った。 相手は高校からの親友、よっこ。LINEだけじゃなく、たまに手紙のやり取りをする彼女とは、もう21年も親友でいる。 (何も気にせず会えていた頃👆奈良のカフェにて) お金が無さすぎて「吉野家」が2人で会う時のご馳走だった大学時代。食費を削って浮かせたお金を、観劇や映画に注ぎ込んできた私たち。 「オケピ!」や「劇団新感線」宝塚にも一緒に行ったし、これは!と思う作品はどんどん勧めて一緒に観たり聴いたり…。 あの頃は、好きな

「やたらと目にすることはやってみろの合図」〜大好きな9月と手帳のお話〜

9月だー!! 9月は我の季節ー!!! 毎年暑い暑い8月を乗り切ると、謎の解放感に包まれる9月生まれのイトウカヌレです。息子の誕生日に推しの誕生日もあって、9月は毎年ワクワク💛 8月は毎年家族の誰かが体調を崩すことが多い(今年も、もれなく)。灼熱のような暑さに免疫力も落ちやすいんでしょうね…ほんま毎年、体力の消耗が半端無いです。 でも来年からは息子が小学生になって、朝夕の汗だくの送迎もなくなる! 未就学児から小学生になってしまう寂しさはあるけれど、送迎から解放されるのは

それぞれの心の中に残されている、クウネルのカケラたち。

先月書いた「私は恋しい。あの頃の、クウネルが」。たくさんの方に読んでいただきました。共感のコメントもいただいて、本当にありがとうございます😊 「暮ら○の手帖ほどストイックでもなく、時短やお得情報が掲載されているのでもなく…」というコメントをいただいたのですが、ほんまそれーー!とめちゃくちゃ首を縦に振ってしまった。 「暮らし系の本、雑誌」といっても多彩なテーマで出版されていて、実はかなり細分化されている。 わたしには「暮ら○の手帖」はストイックすぎて、そんなに手をかけなが

20代の時間もお金も好きに使えた頃より、今の方が旅したい。家族で色んな景色が見たい。

息子が「逃走中ごっこ」に夢中になっている間に、あっという間に読み終わった。 益田ミリさんの「美しいものを見に行くツアーひとり参加」 あ、息子はいつもハンター役です。スーパーの駄菓子コーナーで買ったサングラスかけて。 昨日本屋さんでパッと目について買ったこの本。最初は記憶力の本を探していて、店員さんが「お探ししますよ」と言ってくださった間に目に飛び込んできたこの本。 表紙が二重になってて(黄色の後ろにチラリとピンクが見えてる)、本の中も所々にパステルカラーのカラフルなペ