アダルトチルドレン
桜綺麗に咲いてますね〜
春は何かと落ち着かない季節なので 無理しないことが大切ですね。
今日は アダルトチルドレンについてのお話です。
これもおすすめの本がありまして、
自分探しイズムさんの「ACの生き方シリーズ」です。
Kindleでしか読めないのですが、今まで読んできた自己啓発関連本の中でわかりやすさのレベルが違うと感じました。
また、私の心の中覗いたのかな?ってくらい、書かれているACの思考の癖がピッタリ言い当てられていました。
それは、著者の自分探しイズムさん自身もACだったからこそ理解できる部分なんだと思います。
ここからは、本を読んだ上での 私の感想というか要約です。
アダルトチルドレンというのは、「子ども時代に子どもとして生きられなかった人」だと私は思います。
子どもは、みんな「甘えの願望」を持って生まれてきます。
この「甘えの願望」は、要求全てに応えてくれる、母性愛でしか満たすことができません。
甘えの願望が満たされることで、子どもの心は成長し、自己主張を適切にでき、自分のことを愛せて、他人のことも味方に感じられて深い信頼関係を築けて、「したい!」を中心に主体的に生きていくことができる、健全な心の持ち主になるのです。
子どもの本来の姿というのは、ワガママで自己中心的で、相手の都合など考えません。親が疲れていても、これやって!あれやって!と言います。
心が成長していて愛のある親は、そんな子どものワガママに応えてあげることができます。
そして、子どもがやることに手を出しすぎることもありません。本人の成長につながることはやらせて、不安でも見守ることができます。
逆に、心が成長していない親は、自分の「甘えの願望」が満たされていないので、子どものワガママに耐えられません。
大抵 恐怖や罪悪感で子どものワガママを抑え込み、自分に負担がこないようコントロールします。
その結果、子どもは「良い子」になります。
「自分の欲求は出しちゃダメなんだ」「相手の負担にならないようにしなきゃ」「ありのままの私じゃ愛されない」
という、自分の心の声を無視する思考回路の完成です。
子どもの脳は柔らかく、簡単に思考回路が形成され、成長と共にそのまま固まってしまいます。
これが、
・自己肯定感が低い
・断れない
・人が嫌い
・生きていくのが辛い
すべての悲劇の始まりです。
これは 岡田尊司さんの「死にいたる病」の本ですが、
というものがあります。
その通りだと思います。自己肯定感というのは、幼少期の生育環境によって形成された脳の思考回路の産物です。
そして、これもまた話し出すと長くなるので別の記事にしますが、
ストレスに強い弱いや、幸せを感じる感じないかは、脳内の幸福ホルモンも関係しています。
脳の構造上、幸福ホルモンが出にくくなったりもするようです。
前回の記事で書いた「自己肯定感が○日で高まる!」とか「すぐに!」というのが信じられないのは、これが答えです。
本当の苦しみの中にいる人の脳の思考回路はそんなすぐに変わりません。
アダルトチルドレンは、みんな似たような思考回路です。
・自己主張できない
・自分を犠牲にして相手に合わせる
・相手に自分勝手な要求を気づかないうちに押し付ける
などなど。
でも、面白いですよね。みんな育った環境の細かい条件は違うのに、「甘えの願望」が満たされていないと、同様の心の傾向を示すなんて。
科学技術はめちゃくちゃ進歩してるのに、人間の心についての理解がまだまだ追いついていないですね。だから心の病になる人が後を絶たないのでしょう…。
さて 長くなってしまいましたが、
まとめると
「アダルトチルドレンは幼少期に問題のある環境で育ち、自分の本性や心の声を無視する思考回路が定着してしまった人」
ということです。
この思考回路を作り直す作業に、私は今でも苦しんでいます。
でも 確実に何かは変わってきています。
次は、アダルトチルドレン真っ只中の私の思考回路の変化について書いていこうと思います。
ありがとうございました
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