2024年になってもう3ヶ月目ですが。。
2023年に行った美術展を振り返ってみました。
34件。結構行ったような、もっと行きたかったような。
京都もちょっと行ったし、まあ、出来るだけ行きました!
●2023年に行った美術展↓
●2023年で一番グッと来たのは?
古代文明も、古典絵画も、日本の芸術も、近代絵画も、ファッションも、抽象も、現代アートも。さまざまな展示会があって、それぞれに興味深いところがあったし、「これは絶対見逃してはいけないヤツだった!」と思われるものもありました。
で、それらを振り返って一番思った事は。
「非現実世界の中の体感」にグッときちゃったな~、ということです。
それは一体どういうこと?って感じですが、
まず最も心に残った私の第一位を挙げると、
大巻伸嗣さんの「真空のゆらぎ Interface of Being」です。
そこにある実際のモノと、自分をとりまく空間(空気、音、光)から、すっごく実感してしまったのです。
人間の根源性のようなものを。
特にこれ↓
ひっろーい黒い空間に、向こう側からファ~っと風が吹いていて、
うっすーい透明感がある柔らかい布が、フワっフワしてるんです。
波のように。ランダムに。
その動くさまが、ほんとうに自然の海のようで。
「何時間でも見ていられる…」と思いました。
ほんと、海を眺めている時のような。
いや、もっと超自然というか、現実味が薄くて、夢の中にいるような。
そんな気持ちでした。
ぼーっと眺めていると、次第に思考が自分の内側へす~っと持っていかれ、考えているような、ただ何かを思い出しているような感覚に陥りました。
光と闇とリズムが、時代も場所も超え、自分の存在さえ超えたような、境界があやふやで溶ける、、、、そんなとんでもない心地良さでした。
●まとめ
「大徳寺の狩野永徳」も「エゴン・シーレ展」も「マティス展」も「ソール・ライター展」も「やまと絵展」も「キュビスム展」も、めちゃくちゃ感動したんですけど、
最後になんだか、体感モノが刺さりました。
(体感モノといっても、最近よくある没入型のアレは全く刺さりません)
いい栄養もらったな~と思います。
2024年も色々観に行くぞ~#
#美術展 #大巻伸嗣 #国立新美術館 #インスタレーション #2023年