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社員に感謝されたいのではなく喜ばせたい

ひとを雇う立場になって初めて気づいたのですが、給料をアップしたり労働環境を整備したりしたときに、社員から感謝されることを期待していないんです。反応は気にするけど、感謝されてもピンとこないのです。

なぜかと考えてみると、施策のそもそもの目的が、社員のためじゃなくて業績を向上させるためだからでしょう。モチベーションが上がったり働きやすくなった効果が成果に結びつき、それを社員に還元するという好循環を生むことが目的で、施策を打った段階に過ぎず、まだ目的は果たせてないからです。

だから、社員の反応がいまいちだった場合も、本来、気にする必要はないのです。数か月後、数年後の効果を検証するだけです。

ただ、一緒に働いている仲間が喜んでくれたら、それは嬉しい。また、喜んでくれるかな、と思いながら準備していたりします。なので、反応がいまいちだと少しショックを受けてしまうこともありますが、落ち着いて、効果に着目するべきですね。

ところで、感謝されたいと思うと相手次第だけれど、喜ばせたいと思えば自分が相手のことを考えて行動するだけなので、反応がいまいちでもノーダメージなのです。

そんなこともあって、感謝されたいじゃなくて喜ばせたいと思うのが、健全な心の持ちようなのかなぁと感じています。

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