眠る体力

熱帯夜といわれる寝苦しい夜で、途中で目が覚めてしまったり、なかなか寝付けなかったりしていませんか?
日中の暑さで汗もたくさんかき、気血水が消耗してしまう上に眠れないとしんどいですね。
実は、眠るのにも「体力」が必要なのです。

看護学生時代、寮で同じ部屋だった友人が「私は疲れすぎると眠れない」と言っていて、当時の私は「疲れてるんだから良く眠れるんじゃないかな」とずっと不思議に思っていました。
今考えると、その友人は虚証だったのかもしれません。背が高くてひょろっとした体形で、ちょっと顔色は浅黒かった印象なので瘀血体質だったのかも。
とても頑張り屋さんで、気遣いも細やか、山形なまりで励ましてもらうことも良くあったのです。
そんなところから察するに、人一倍気を消耗するタイプだったと・・・30年越しの弁証(個々の不調の原因をいろいろな方面から探り、養生方法を見出すこと)です。

日中、気を使いすぎたり(ストレス)、血を消耗したり(心配や不安など)、水の巡りが悪かったり(汗のかきすぎ、またはその逆など)する場合は眠る体力を残しておけるよう「無理しないこと」が大切です(^^)/
睡眠は、日中のこうした心や臓腑の小さいキズを修復してくれるものだからです♪
その日のうちには休みましょう。
自分の中の限度を超えてしまいそうだったら、それが頼まれごとであれば「夜ちゃんと寝たいので休みます」と断りましょう。
(一見、変な言い回しですがね 笑)
明日でも良いことなら、朝早起きしてした方が効率的だと思います。
次の季節、秋に健やかに過ごすためにも、夏の睡眠確保たいせつです!