あるカーデザイナーのクルマ選び058
NSX級の希少車にはリフレッシュプランというのはありますが、ヒットして世の中にたくさん存在している大衆車のリフレッシュなんて、聞いたことありませんよね。
でも、前回の投稿にも書きましたが、還暦まで働いてきた自分の人生と重ね、いろいろ共に頑張ってきた相棒のような存在になっていたので、私にとっては、唯一無二のクルマになっていました。
先ずは、サスペンションをスプリングからアブソーバーやブッシュ類も含め全て新品にすることにしました。人間と同じ、足腰の健康が一番ですからね
その際、Moduloのスポーツサスにグレードアップ、ブッシュ類は後期型として改良が加えられた部品に、部品表をチェックし交換しました。
そして、夏タイヤもミシュラン プライマシー4に。
タイヤはグリップ性能には振らず、燃費性能、静寂性、特にコツコツした路面の吸収の役目を果たしてもらい、高速やコーナーリングのハンドリング性能はスプリングとアブソーバーで役割を果たすという考え方にしました。
結果的には若干、高速での横風タフネスが下がったかもしれないのですが、これは私の感じ方が間違っているかもしれないので、要経過観察です。
そして、内装の汚れや革シート、ステアリングなどの傷みの修繕、これはDIYで対応することにしました。
問題は、ボデイの傷や凹みの修理。これはひょう害の凹みを全て修理するとなると、それなりにお金がかかります。
ビンテージとして所有する車ではなく、あくまで、現役の働き者として長生きしてもらいたいので、「目立つ傷や凹みを目立たぬ程度に」を基準にこちらもDIYで修理することにしました。
まあ、整形手術をしてまで若返らせるほどではないけど、薄くなった頭と白髪がみすぼらしく見えない程度に、お手入れするくらいの感じでしょうか。
これは、コロナでバイトができなくなった息子の小遣い稼ぎとして仕事を提供する作戦としました。
出来栄えは完璧ではありませんが、一応、目指した基準はクリアしていたので、今後、時間ある時に磨いていくことにします。
こうやって、My 17th carは終わりかけましたが、Ver.2.0となってリフレッシュし、再始動し始めたのでした。
ハイブリッド用のバッテリー寿命がどれくらいか読めないところもありますが、そこが著しく悪化するまでは、頑張ってくれると嬉しく思います。
そして、7年目の車検を受けることになりました。
つづく