9月19日に読了した本

『ペルシャ湾の軍艦旗』

湾岸戦争後のペルシャ湾に派遣された、掃海母艦「はやせ」を旗艦に補給艦「ときわ」、掃海艇「ひこしま」、「ゆりしま」、「あわしま」、「さくしま」からなる海自掃海部隊の活動記録。
ペルシャ湾での掃海活動だけでなく、日本─ペルシャ湾間の往復路の様子や寄港先や各国海軍との交流といったエピソードもガッツリ記載。単に機雷と相対することだけが掃海派遣任務ではない、ということがヒシヒシと伝わりました。
個人的に印象的だったエピソードが、海域MDA-10で掃海を行う期間中、一時期とは言え、『はやせ』に米海軍とイラン海軍の双方の士官が連絡員として同乗してたというのが……　日本と米国、日本とイラン、米国とイラン、それぞれの関係を思わせるものでしたね……