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2024.06.22 ストリートスナップ 新宿

天気予報に晴れマークがあったから意気揚々と新宿へ向かったら、車窓から見た光景にげんなりした。空を薄曇りが覆っていて、こちらを挑発するかのように太陽がうっすら見えている。駅から出て地面を見ると、消え入るような淡い影が出ていた。あのさ、ポートレート撮るんじゃねえってえの(笑)天然のソフトボックスなんて求めてないっつーの(笑)こっちはおめかししてウキウキで新宿に来てんの(泣)。でもしょうがないから撮るしかない。曇天は死だけ写るんだよなあ。画面がのっぺりしてるから時間が停止しているようにも見える。

あと、北村寫眞機店のライカブティックオープン記念展示「Leicaで見つける10人の肖像展」を見に行った。そこでは僕が大好きなシン・ノグチ(https://www.instagram.com/shinnoguchiphotos/)さんの本物のプリントが見れるというので行くに決まっていた。やはりシン・ノグチさんの写真は素晴らしかった。写真は時の死であるから、写真を見るとセンチメンタルにならざるを得ない。しかし、シン・ノグチさんの写真には「時空間」が写っている。時の連続性、被写体の動き、光景が混ざり合い常に新しく晴れやかな写真だ。もちろん他の写真家の方々のプリントも素晴らしい。高品質なプリント見るのは眼福としか言いようがなく、やはり写真の魅力はプリントしなければ十分に伝わらない。あと、気になった点では、ほとんどの写真は50mmの単焦点レンズで、35mmはシン・ノグチさんだけ、ズームレンズを使った方は1人のみだった。これは50mmを買えっていうコト……!?まあ35mmあれば寄ればいいし、しばらくは必要ないかな。

ちなみに、シン・ノグチさんの最新写真集(https://www.eyeshotstreetphotography.com/shop/books/in-color-in-japan-selected-and-new-works-by-shin-noguchi/)は2024年6月30日(日)まで予約を受付中なので、今すぐ予約しましょう。


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