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古今集 巻一 春歌上 57番

桜の花のもとにて、年のおいぬることをなげきてよめる

きのとものり

色も香もおなじむかしにさくらめど年ふる人ぞあらたまりける

桜の花の下で年齢を重ねることを嘆いて詠んだ歌
紀友則
色も香りも同じように昔に咲いたのに、桜は変わらないけど人は年を取って変わってしまうなあ

 「同じ昔にさくらめど」は、「人生の花が咲く」「桜の花が咲く」「さくら」の意味。昔はモテたんだけどなあ、ぐらいのことが言いたいのかもしれません。

#古今集, #春, #桜の花, #紀友則

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