見出し画像

古今集巻第十七 雑歌上 882番

題しらず
よみ人しらず
あまの川雲のみをにてはやければひかりとどめず月ぞながるる

天の川雲の水脈(みを)にて速ければ光留めず月ぞ流るる

天の川は雲が水脈となって速く流れるので、光を留めることもなく月は流れていく

「みを」は、水脈、澪です。深い水の流れのことですが、ここでは雲の流れのこと。それが速く流れるので、月も光も流されていく、という歌です。ちょっとわかりにくいです。

#古今集 , #雑歌上 , #天の川 , #水脈 , #月

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。