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古今集 巻四 秋歌上 239番

是貞のみこの家の歌合によめる

としゆきの朝臣

なに人か来てぬぎかけし藤ばかまくる秋ごとにのべをにほはす

是貞皇子の家の歌合で詠んだ歌
藤原敏行朝臣
どのような貴い人がやって来て脱ぎ掛けておいた藤色の袴なのか、ふじばかまの花は来る秋ごとに野辺に良い香りをただよわす

 ふじばかまの紫の花の良い香りから、お香を焚きしめた良い香りの高貴な人の衣服を連想しています。
 藤袴は秋の七草。最近は珍しくなっているようで、絶滅危惧種です。

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