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古今集巻第八 離別歌 395番

雲林院(うりんゐん)のみこの舎利会(さりゑ)に山にのぼりてかへりけるに、さくらの花のもとにてよめる

幽仙法師

ことならば君とまるべくにほはなむかへすは花のうきにやはあらぬ

雲林院の常康親王が舎利会で比叡山に登って帰る時に、桜の花の下で詠んだ歌
幽仙法師
同じことならば親王がとどまるように美しく照り映えてほしい、帰してしまうのは花としては面目が立たないことではないのだろうか

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