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古今集 巻四 秋歌上 241番

ふぢばかまをよめる

そせい

ぬししらぬ香こそにほへれ秋の野にたがぬぎかけしふぢばかまぞも

藤袴を詠んだ歌
素性法師
主がわからない香りが匂っている、秋の野に誰かが脱ぎ掛けた藤袴の香りなのだろうか

 秋の野で袴を脱ぐのか、脱いでどうしようというのか、そこはわかりません。野草である藤袴は、少し枯れてくると、茎や葉がとても良い甘い香りだそうです。そのため、高貴な人のお香を焚きしめた衣服、袴が連想されるようです。

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