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古今集 巻四 秋歌上 216、217番

題しらず

よみ人しらず

秋はぎにうらびれをればあしひきの山したとよみしかのなくらむ

秋萩をしがらみふせてなく鹿のめには見えずておとのさやけさ

題しらず
よみ人しらず
秋萩の花を雌鹿のように恋してわびしくいるためか、山のすそ野でひびきわたるように鹿が鳴いている
秋萩を踏み分けて鳴く鹿は、この目には姿は見えないが鳴き声は澄みわたっている、妻の鹿に出会えたのだろう

いずれの歌も自分の恋を踏まえているのでしょう。恋しくて泣いているという歌と、出会えて喜びの声を上げているという歌です。

#古今集 , #秋 , #秋萩 , #鹿

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