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古今集 巻第七 賀歌 352番

もとやすのみこの七十(ななそじ)の賀の、うしろの屛風によみてかきける

紀貫之

春くればやどにまづさく梅の花君がちとせのかざしとぞ見る

本康親王の七十の祝賀の、親王の後ろの屏風に詠んで書いた歌
紀貫之
春が来れば庭にまず始めに咲く梅の花は、春ごとにあなたの千歳の長寿の冠に挿す祝いのかんざしなのでしょう

 本康親王は仁明天皇の皇子。屏風に歌を書かせるなど、和歌への理解があり、人気があったように感じます。

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