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チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
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2024年5月の記事一覧

どんなに訓練しても、事故は起きる:献杯篇

今週は、奈良と伊勢に行っておりました。 3日で5万歩以上歩きました。 あーもう帰らないといけないのか、と思いながらの昨日、伊勢から福岡へ戻る途中。 陸上自衛隊の手りゅう弾のニュースを目にし、言葉になりませんでした。 手りゅう弾というのがどんな爆発の仕方をするのかがわからないのでなんとも言えないのですが、破片で亡くなるということは、散弾銃のような飛び散り方をして、それが急所に命中したか、血管から入って心臓まで達してしまったか…そんなことを想像しながら、この奈良伊勢旅の目的で

リスナーは、江戸にいた。:チノアソビ篇

先週はほぼ江戸で遊び倒していた後藤です。 (ちなみに、西東京は江戸じゃねぇ!という声もあろうかと思いますが、後藤の周辺というか一部では東京出張そのものを江戸への参勤交代と表現しておりますので、そのまま通させていただきます) そしていまだにCOMPLEXの余韻から抜けられず、車でずーっとDVDを観ています…。 ついには今年デビュー40周年という祭りを迎える吉川先生のLIVEのチケットをゲットしてしまいました。 佳い時間をいただいたので、お祝いに駆け付ける所存('◇')ゞ さ

死生観 -織田作之助- 篇

1.浪速のユーモアの源流織田 作之助というと、もう今の人には馴染みが薄いのかもしれませんね。しかし、その絶望的なまでに暗い物語を、見事なまでにポップに描き切った文体は、明治初期までの候文(です・ます調ではなく、語尾が「そうろう」で終わっていた文体)を、現在の日本語に仕立て直して創作した夏目 漱石を経て、上方文学の集大成(それも全国的に売れた!)です。  昭和15年、織田 作之助こと通称、織田作(おださく)が27歳のときに書いた『夫婦善哉』は、五年間の雌伏の時を経て戦争が終わ

大人になるって素敵なことね♪:BE MY BABY篇

一昨日、今年も515事件を迎えまして、齢44となりました。 コメントやメッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました<(_ _)> 思えば昨年は、月曜担当の林田先生の投稿が間に合わないので「俺がバースデー投稿しとくわ!」とかってやってたんだけど、気付けばもうすっかりそれも気にしなくなり(笑)。 ほんと皆さま、ほぼ後藤大全なのにお付き合いくださりありがとうございます。 立ち上げ以来、一度も更新を飛ばしてない自分を自分で褒めたりはしません。 (委員会の娘なんで、決めら

チノアソビ再開します:お待たせしました篇

福岡はここ数日鬼のように気温が下がり、ちょっと喘息を出したり頻脈になったりラジバンダリしている後藤です。 さて。今日は5月10日。そう、510の日。 我が家も父から受け継いだ「510」を普段遣いしております。 それは小4の砌。 小体連のメニューでバスケットを選んだ後藤は、バスケットシューズ、いわゆる「バッシュ」なるものを、しかもよりによってコンバースのごっついやつを買ってもらい、「初心者がこの重さで走り回れるのか」問題を携えながらも、まぁ頑張ろうと思っていたわけです。 よ

死生観 啄木 篇

1.金にルーズな天才詩人石川 啄木といえば、日本人の誰もがその名を知る天才詩人のうちの一人といってよいでしょう。 という歌を由来とした傑作『一握の砂』。この中に収められている幾つかの詩は、覚えていなくとも日本人の記憶のどこかに、まさに一握の砂のように落とし込まれていて、一度も聞いたことがないはずのビートルズのフレーズをなぜか知っているような、そんな感慨を持つにいたるのであります。  説明も全く必要がないほど、貧乏です。本当の貧困とはかくあるべきか。しかし啄木はニートという

劇場版名探偵コナン・最新作の横糸と縦糸:ネタバレになるようでならない解説篇

世の中はGW(ゴールデンウィーク)。この文化はあくまでもJAPANオンリーであり、とある映画が発端である、という話はかつてチノアソビのコナン回でしたのだが、 後藤にとっては、毎年コナンが来ればGWだし、コナンを観終わったらGWは終了。 しかし、今年はちょっと待てずに4月下旬には観に行ってしまった。 昨年の『黒鉄の魚影(サブマリン)』が凄まじい興行収入(以下:興収)をたたき出し、国民的映画になったと言われはじめたなか、翌年というのは何かと気になるもので、いてもたってもいられ

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