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チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
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2024年4月の記事一覧

チノアソビBAR:明日開店篇

君が想うよりもぉ~♪ 僕は、君が、好き♡ と唄ったのはASKAだが、 何度名前が変わっても たぶんきっと、君のことはずっとこう呼ぶよ。 「福岡ドーム」って。 と、エモを叫んでしまいたくなる程度には、「みずほPayPayドーム」への衝撃が街に浸透している気がする。 ま、どんな名前になろうと「福岡ドーム」と言ってしまう後藤はそれ以前だったりするのだが。 (とはいえ、原稿などにはちゃんと正式名称を書くのでご安心を) ☝「博多弁の女の子は可愛いと思いませんか?」の作者・新島秋一

論語講座(東京) vol.03のご案内&島田虎之助 篇

1. 縦の歴史と横の歴史 5月17日(金)に論語講座(東京)を開催しました。  相変わらずナチズム・ファシズムの話から島田 虎之助のお話まで脱線しまくっていて、90分かけて5段くらいしか進まないという。しかし、本当の学問というのは枝葉から辿り着く幹が大事なのです。そして、幹から枝葉へと広がっていく雑談の中にこそ、本当の学びがあります。  思えば、学校の歴史の授業で学ぶのは根幹にも到達せず、枝葉にも広がらない縦の流れを暗記するものに終始しています。  ぼくたちが学生時分には

癖と現状のあいだ:福岡都市開発篇

昨夜のこと。 トイレに入ろうとして、右足の薬指を壁にぶつけて悶絶した。 つい数日前にネイルを変えたばかりなのに、爪が割れでもしたらまたネイルサロンに行かねばならぬ、そしてまた怒られるんだろうなぁ、などと余計な考えが一瞬で駆け巡る。 不幸中の幸いで爪は割れてはいなかったが、おそらくネイルの下で打撲した爪はダメージを喰らっているだろう。 半年後にそのときの傷みがあがってくるはずだ。 歳を重ねると、知識が増え、できることが増え、経験が増え、しわも増え、といろんなものが増える気がす

なぜ生きるのか、どう生きるのか。:宇久島メガソーラー篇

今週頭、大変複雑なニュースが飛び込んできた。 五島本でも取材した、五島列島最北端の島・宇久に日本一のメガソーラーが着工という報道。 離島を覆う太陽光パネル152万枚 「日本一」のメガソーラー本格着工へ 長崎・宇久島 実は五島本の中でも冒頭で書いたのだが、宇久島は平成の大合併で佐世保市に吸収され、それまで独立した自治体として稼働していた様々なセクションが九州本土の佐世保市管轄に統合されてしまった。 その結果、教育委員会ひとつをとっても本庁の意向なしでは実行の権限も予算も

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裏金問題と四知 篇

1.裏金問題の本質 自民党が、いわゆる「裏金問題」(本義的には政治資金問題と言うべきか)で揺れているんですけれども、個人的には、あのぉ、何というんでしょう、そのぉ、大したことないんじゃないのかなぁ、と感じているわけです。  いや、全体的に見ると大したことなんですね。でも、なんか「裏金」というワードが先行して、本質を見失っているような気がしてなりません。だって、そもそも、政治資金規正法に基づく収支報告書に記載しなかっただけじゃないですか。  そもそも政治資金パーティーなどに

清張は、フェミニスト?:勝手な考察篇

【追悼、山本陽子さん】 エンドレスで松本清張作品を録画し続ける我が家のテレビなのであるが、ゆえに飽きもせずに同じタイトルを演者違いでまで何度も何度も観てきている。(ヲタクとはそういうものだ。たぶん) ほら、ガックンもこう言っている。 「本気でハマれるものがあると人生は一気に豊かになる」と。 言い訳はさておき。 私にとって、山本陽子と言えば『黒革の手帖』。 『黒革の手帖』は、金儲けに走る経営者たちの裏金を逆手に取って横領し、銀座のクラブのママに転身した女性銀行員・原口元