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チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
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2023年11月の記事一覧

日本三大秘境 椎葉村 道教ツアー 後篇①

1.椎葉村と平家物語と吉川英治 道教ツアー篇、ついにここに完結!とタイトルを付けたところで、うしろに「①」を足してしまいました。ウマレテ、スミマセン、と駆け落ちした女と心中を計って自分だけ助かってしまったような心境ですけれども、軽やかに進めて行きたいと思います。  さて、ではなぜ後篇が早くもヘビーでハードな感じになってしまったかと言いますと、日本三大秘境 椎葉村 道教ツアー 中篇でも匂わせておりましたように、椎葉村と平家物語と吉川 英治とに密接な繋がりがあったことを知り『新

新しい音楽を聞かない理由:脳内補完篇

チノアソビの収録は、だいたい後藤が運転する車で林田先生とす~さんをピックアップしてTAOに向かうことが多いのだが、そのせいであらう、 「お前、もうちょっと若い音楽も聴いてやれ」 とたまに林田先生に言われる。 まぁ、カーステ(ってもう言わないよな、こういうところから昭和のままなんだろうが)から流れてくる音楽は、およそ2000年をまたがないものばかりなので致し方ない。 (しかしそれも、まもなく四半世紀を超えると考えるとゾッとするな…) 別に毛嫌いしているわけではないのだが、後

だから、産まなかった。:金原ひとみ寄稿篇

作家・金原ひとみさんの朝日新聞WEB版への寄稿が話題になっている。 24歳で妊娠・出産し、2か月で執筆に復帰したものの、パートナーがさっぱり家事育児に向き合わず、ワンオペで2人のお子さんを育てた経緯が書かれており、経験者の多くの共感を呼んでいる。 また、「ワンオペ育児」という単語の出現によって「この苦しさがひとりふたりの偶発的な現象ではなく、社会問題なのだ」という認識に変わったことそのものはよかったことだという視点から、そこに具体を添えたい、という意図を感じる内容だ。 作家

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日本三大秘境 椎葉村 道教ツアー 中篇

1.杉とヒノキと老荘思想 お待たせいたしました。  いや、お待たせし過ぎたのかもしれません(村西とおる風)。 前回の「日本三大秘境 椎葉村 道教ツアー 前篇」では、まさかの椎葉村に辿り着く前に終わる、という荒技を披露したわけですけれども、今回は真面目に椎葉村について綴っていきたいと思います。  前回は妙見信仰と北斗七星と道教について述べたところでサヨナラしたわけですけれども、この五ヶ瀬町にある妙見神水から30分ほど走らせたところに我らが椎葉村の見どころ、八村杉があります

首ではじまり首で動き、首で終わる『首』:11/23公開『首』レビュー篇

これまで、「邦画はテレビで十分である」説に地味に加担していた。 ドラマの延長線で映画化、というパターンが続いた平成を生きたせいだろう。 先月、11/23公開の北野武最新作『首』をひと足先に業務試写で観てきたが、上記概念を覆される内容だった。 ということで、今週は、この『首』についてレビューをしてみたい。 ネタバレが嫌な方は、視聴後にご一読いただけたらと思う。

生誕記念祭:林田篇

いつも0:00と同時に公開する後藤のチノアソビ大全。 忘れていた、わけではなく。 本日は、チノアソビの収録だったので、ちょっとばかしサプライズをこしらえてみた。ので、その模様を入れて公開してみる。 明日、林田先生は46歳のご生誕記念日を迎える。 普段散々言いたい放題言われているので、サプライズをけしかけてみた。 あー楽しかった。 ということで、OAの中でダイジェストに林田先生との出逢いについてふれてはいるが、実はこれが最初です、という仕事を掘り起こしてきたので、今週はそ