マガジンのカバー画像

チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
¥550 / 月
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

中野くんとよっちゃん:TBSラジオスタッフ篇

すでに今週分の原稿は書き上げていたのに、私の中の情慾が止まらない。 どうしても、いま、これを書きたい。 それは、Podcast界のルーカス&スピルバーグ、中野くんとよっちゃんのこと。 ちなみに本来であれば「スピルバーグ&ルーカス」と書くべきなのだが、若かりし頃に読んだ「りぼん」は吉住渉先生のマンガ「ハンサムな彼女」のこのくだりが私の脳髄に叩き込まれているので、逆にすると違和感がある。 と思い、「ルーカス&スピルバーグ ハンサムな彼女」で検索してみたところ、上がってきた画

石原莞爾と二人のヨシ子 篇

1.昭和最大の問題児 そこでは、観察力・洞察力を伸ばすために、写生図画の授業が特に重視されていたという。「週に二枚の写生」の宿題が、当初は題材に困らなかった生徒達をも、やがて窮地へと追い詰めていった。  学友達の困窮をみて、一人の生徒が立ち上がった。  彼は、画用紙一杯に男性のシンボルを描き「注)」として、  「写生の題材に窮し、便所にて我が宝を写す、十月一日」 と添えた。  この行為に対し、教師側は、  「品性下劣だッ」 として、この生徒の退校を主張する意見が強

「ヒーロー一極集中型」から「推し分散型」へ:ヒロイズムマーケティング篇

ごきげんよう。副鼻腔炎の手術はしないMC後藤です。 年度末ゆえの原稿祭りを抱えているのですが、チノアソビ大全の更新は止めませんよ、というか後藤は〆切をきっちり守るエントロピー縮小派です、進次郎小泉とは一線を画しますけ・ど・も。 んなこたぁどうでもいい。 さぁ、誰も読んでないチノアソビ大全、後藤回を勝手にはじめましょう。 (読んでるよ!とお声をいただいたので訂正します、読んでくださってる皆さま、本当にありがとうございます!) チロルチョコがマルコリーニに化けるさて。先日のこ

自由と統制篇

1. 自由学園の共学・共生に向けた改革 自己紹介をしろ、と言われるのが一番苦手なのだが、その理由はぼくが俗にいう「肩書き」を持たないからである。福岡にあるBARのオーナーであり(自分ではこれが本業と思っている)、テレビのコメンテーターであり、総務省のアドバイザーであり、ファシリテーターであり、大学院の特任教授であり、、、と数えていくとキリがなく、ミヒャエル・エンデ風に言えば自己紹介そのものがネバー・エンディング・ストーリーになってしまい、説明すればするほどお相手の顔が曇ってい

幼少期のメタ認知:愛しさとせつなさと糸井重里篇

あるとしか言えない。 こんなに刺激的な迷言はないように思います。こういうエモい書き方する人って、村上春樹とか好きそうだよね。って偏見ですが。 ごきげんよう。後藤です。 誰も聞いてないPodcast「チノアソビ」のMCを担当しておりますが、このチノアソビ大全も誰も読んでないのではないかと思いつつ、しかし購読者は少しずつ増えています。 ありがとうございます。 さて、本日は、かの山本太郎ことヤッタローさん(懐かしいな…世代だな…明星とかに葉っぱ一枚で出てたよなぁ…)が「埋蔵金」

美しさと曖昧さの狭間で -大江健三郎逝く-篇

1. 巨星墜つ 月曜日の締め切りを2週連続で破り(チノアソビ大全は、林田は月曜日、後藤が金曜日に執筆予定、、、すみません)、昨夜は銀座で散財して徳を積むことに専念していたわけですが、そんなことをしている間に大江健三郎が逝ってしまった。  言わずもがなの説明であるが、日本人ふたり目となるノーベル文学賞受賞者。三島由紀夫は、谷崎潤一郎が亡くなった時に、明治末年に谷崎が現れてから没するまでの半世紀を「谷崎朝時代」と呼んだが、比較文学者の小谷野 敦は大江がデビューした1958年以降

Tipsネタで満足せず、その裏側の意図を読め!:LINE「トークフォルダー」篇

ごきげんよう。チノアソビの母・MC後藤です。 突然ですが、「●●に役立つ●選」とか「●●にオススメなお役立ちTips」系記事が昔から嫌いです。 朝見た占いは、玄関を出た頃には忘れている。 同じく、この手の記事は読んだ数秒後には忘れている。 私だけかもしれませんが。 なぜ嫌いかというと、忘れるからということではなく、「だから何なのか?」がないから。 枝葉末節に終始しており、そんなものは時間とともに変化するわけで、具体より抽象の話がポイントにない記事は学びにならないと思っている

リーダーの条件 -中曽根大勲位-篇

1. 政治家志望の青年期 かつて、青春の砌、というよりは、もはや今は昔、ぼくは政治家を目指し暗中模索していた時期があった。なんとなく、政治を学べるという風聞を頼りに、ある組織に加入した(秘密結社みたい!)のだが、そこは学び舎ではなく、まるで道場のようなところであった。  学校のような体裁を整えていても、そこには先生はおらず、自ら道を切り開き、自らの道を行け、という割には所々で運営者に評価されるので、時にいじめと鬱の巣窟となった。ぼくは、今となっては後悔しかないが、どちらかと

【チノアソビ大全購読者限定】ちょっとしたお知らせ

ごきげんよう、後藤です 連投すびばせぬ お仕事の話だけど、SNSにいたずらに出せないものをここで公開したりもしようかなと(*'ω'*)

出生率を上げるために、「新シンママ」制度を考えてみた:とある県議の発言から篇

おはようございます。 こんにちは。 こんばんわ。 めんどくさいので、次回から母校のフレーズ「ごきげんよう」に統一させていただきます<(_ _)> 先週のサザエさん的トピックスさて。 先週末、Twitter界隈で盛り上がっていたのが ●武藤敬司の引退(泣けた) ●LGBT理解増進法(いま論点を洗い出して整理すべく、ご意見をお持ちの方々に「ランチしよー」とちょっかい出してますのでもうしばらくお待ちください) そして、 この三重県議さんの ●「少子化の原因は恋愛力の低下である」