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チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
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2023年2月の記事一覧

死生観-人生とは、曰く不可解-篇

1. 最高的朋友去世而暮悲嘆 闇い始まりで恐縮だが、この気持ちをどう表現して良いのかわからず、序章のタイトルは中国語風にした。  今日、友の死の知らせが届いた。  彼とは、ぼくが2005年に福岡市の清川にTAOという、吹けば飛ぶような小さなカフェ&バーをオープンしてから、すぐに知り合った。  当時、彼は九州大学の知的財産本部で期間付のスタッフ、つまりいわゆるポスドクとして勤務していた。未だ居住したことも、実はそんなに遊びに来たこともなかった福岡で、つまり何の縁も知己もなか

マイクを叩くは野暮である:音楽業界篇

おはようございます。 こんにちは。 こんばんわ。 林田社長にことあるごとに「怖い」と言われる後藤です。 不服審査請求はどこに出せばいいのか目下調査中でありますが、そう言わせておいてあげる、という度量の深さこそが九州女の底意地でもあります。 とはいえ、なんでやねん、とは思う(笑)。 ここで どこまで強くなればいいの 痛みをふりきれるまで と「恋一夜」で工藤静香に叫ばせたのはかの松井五郎でありますが、結果としてキムタクという「らいおんハート」がしーちゃんには現れたわけで、後藤

ダブル・スタンダードの日本 -働き方改革-篇

1. 「軽薄」は日本人の美学 重いテーマをかる〜くお届けする「チノアソビ大全」。今回は、働き方改革とは何だったのか、についてお届けしたいと思います。いきなり「何だったのか?」と過去形になっちゃっておりますが、もうね、みんなそんなこと忘れちゃってるでしょう? 「え?!いまさら働き方改革?」  みたいな。いや、いいんです。ぼくたちは日本人だから!  いきなり話が逸れますが、日本人ほど軽薄な民族はいない、と言ったのは司馬遼太郎でした。  司馬遼太郎の歴史観(時に司馬史観とも

ビジネス用語を血肉に:マズロー篇

いつものように枕詞おはようございます。 こんにちは。 こんばんわ。 チノアソビ大全、後藤回本編初回でございます。 すでに林田第一稿『誰がために「少子化対策」の鐘は鳴る-出産事情篇-』が(後藤のなかで)物議を醸し、まさかのLINEで喧々諤々していたりいなかったり。 (その概要を福岡イチのプランナーと呼ばれている御仁に話すと「要は戯れとるんやろ?」と微笑まれましたが) 誰も聞いてないチノアソビから生まれた、合同会社チノアソビ。 合同会社チノアソビから生まれた、誰も読んでないチ

誰がために「少子化対策」の鐘は鳴る-出産事情-篇

1. 異次元の少子化対策 重いテーマをかる〜くお届けする「チノアソビ大全」。映えある本編最初のテーマは少子化対策です。今を遡ることおよそ1か月前のことじゃった。2023年1月4日、念頭の首相記者会見において岸田総理が 「異次元の少子化対策」 というワードを打ち上げた。これまでとは全く次元(考え方)の異なる少子化対策、という、この何の具体性もないワードは、それまで日銀が行ってきた「異次元の金融緩和」という実績に聞き手の脳内で勝手に結び付けられ、良くも悪くもインパクトを創出

チノアソビ、noteはじめる篇②

おはようございます。 こんにちは。 こんばんは。 チノアソビの後藤と申します。林田社長と鈴木顧問とともに、合同会社チノアソビの「業務執行社員」というかっちょいい肩書でよしなしごとを担当させていただいております。 Podcast「チノアソビ」では、MC後藤というリングネームでプロレスの檀上きわきわを揺蕩う存在です。善哉の「塩」のやうな役割です。ほほ。 すでに公開されているチノアソビ大全」林田社長の投稿にて、ふんわりと「チノアソビ」のなれそめから法人化までを語っているようないな

チノアソビ、noteはじめる篇①

チノアソビが法人化したってよ! 2023年2月3日、節分の日に合同会社チノアソビを設立しました。ぼくたちは、これまでPodcasterとして、ネットラジオを主戦場として会社名と同じブランド「チノアソビ」を運営してきたのですが、ここに至るまでにそんなに長くもない暗い道のりがありました。 お前、誰やねんという話から始めなければならないのですが、自己紹介がめんどくさいので、ぼくのwikipedia(林田暢明)を貼り付けておきます。 そんなわけで、現在は福岡の「めんたいワイド」