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【海外生活・珍体験】スマイル¥0!で身についた営業スマイルで訪れた人生初のモテ期

何年も前の話にはなりますが、オーストラリアでワーキングホリデーをスタートさせ、まだ外の世界に慣れない私が体験した、日本ではなかったけどいきなり訪れた”モテ期体験”の思い出をここに記録します。

エ?何それ?思った方、海外でモテるのは日本とは違うのよ!って言いたい。

気になる方だけ、続きをどうぞ↓



スマイル¥0、マクドナルド

そう、私が高校1年生の時に初めて就いたアルバイトがマクドナルドで、接客の基本を一から学ばせて頂いた、なんだか思い入れのあるバイト先。

ロケーションもあり、学生さんのお客様が多いお店だったので、お客様から『あと、スマイルも一つ』なんて言われることも意外に多く、その時から自然と身についた営業スマイル。

ちっちゃい時からおちゃらけていたので、いつもニコニコしていたらしい私、さらにマクドナルドで体に染み付いたのかも。

そういえば、外国の方って、お店とかでも、営業スマイルってほどんどしないんです!

”いらっしゃいませ” もない文化なので、お会計のレジで淡々と仕事をこなしている感じ。それを不快に思った事もなければ、意識をしてみるまで全く気づかなかった事実。オーストラリアはフレンドリーな方が多いので、仲良くなったらもちろん笑顔で接してくれますが。

ワーホリで住み出した初めの頃は、友達に誘われたいろいろなパーティーに顔を出し、新しく知り合う人と仲良くなりたくて、無意識にスマイルを振りまいていた私。しません?しますよね?第一印象って大事だし、私は笑顔で接するように心がけています。

接客やサービスが素晴らしい日本で、日本人は当たり前になっているのでないと思いますが、この無意識に振りまいていた営業的スマイルが外国人の方に”好意を持っている”と、勘違いを生んでしまっていたようです。英語が理解できなくて、笑ってごまかしていた事も多々あったとは思いますが。

『日本人はおしとやかで優しい』(私はそんなことないけど)とか、『日本人は先進国のお金持ち』って、10年前はよく言われました。日本人って言っただけでも態度を変えてくる人もいたりして。(←やな感じ) 

そう、海外に行った時だけ体感する、日本人ってだけでちょっとモテるんです。あと、悲しいことに、日本人は他の国籍の女子と比べると、お酒もよく飲むし、軽いって思われてるのもあるみたいですね。私の住んでいる街には、日本人ハンターなんて要注意人物もいました。来たばっかりで何も知らない留学生の日本人を見つけては、食べちゃってた顔だけの人!でもそれは食べられる方も食べられる方なので、自業自得って事で。

『外国人のイケメン彼氏が欲しい、英語の勉強にもなるし!』そんな女子がいっぱい居ましたあの頃は。だから日本人は軽いって見られるの!妊娠して彼に逃げられて、ビザがまだあるのに早々帰国、なんて悲劇のヒロインみたいな噂話もたまーに聞いたりしたな。

お互いが外国人同士だったら、それが本当に好きだったとしてもお互いの国のビザの関係や金銭の問題もあり、それを乗り越えられるカップルは結構稀で、そこを乗り越えることができたら、もう怖いものは無い!って思う。

10年もここにいれば、いろんなカップルに出会います。私の友人で、オーストラリアで知り合い、結婚して旦那さんのもとに行った友人が何人かいますが、チェコ、トルコ、フランス、台湾だったり、英語だけでもこんなに苦戦したのに、さらに新たな言語を習得して新しい文化に慣れていく、それはもうの力ですね!しかもいろんな困難を一緒に乗り越えて、みんなすごくうまく行っている様ですよ!素敵♡

        

話はワーホリ初期に戻り…

住み出したばかりのオーストラリア生活に毎日がウキウキで、みるもの全てが新しく、出会う人みんな友達になりたい!って若気の至りで思っていた私。無意識に振り撒いていた私のスマイル(時に笑ってごましていたわかったふりスマイル)、そのおかげで人生多分最初で最後であろうモテ期がやってきました!

特におじいちゃんと中南米系の方に激モテ。なんだか惜しい私!

自分の英語力も伸ばそうと必死だった事もあり、会話の練習と思って、きっかけがあれば知らない人ともとにかく喋っておけ精神でコミュニケーションをとっていた私。大きなパーティーで会ったっきりの人が、いきなり職場にプレゼント持って来たなんて事もありました。

英語があまり喋れない私が働いていた日本食のお弁当屋さん、面識はあるけどよく知らない人がいきなりプレゼントとお花を持って職場に来た。他の職場の人がいる中で、恥ずかしいし、嬉しいより、複雑。(少しでも気になった人ならそんなことはなかったかも!)帰り道キョロキョロしながら帰ったちょっと怖い思い出。

あと、よく行く郵便局で順番待ちをしていたら、デートのお誘いと携帯番号が書かれたレシートを渡されたり。まさか、人生初めて受け取ったラブレター(レシート裏)が年齢不詳(たぶん60歳以上)の見知らぬおじいちゃん。確かこれは私が22歳くらいの時、彼の行動力だけは素晴らしいけど、間違いなくこの日も帰り道キョロキョロ。

中南米の方から『俺の国にきたら、君にラクダをあげるよ、僕はいっぱいラクダを持っているんだ』(砂漠が近いお金持ちの人はラクダの数で身分を証明するのかな?)なんて、これは何かのお誘いなのでしょうか?日本で20年過ごした私には、お父さんが鳥取出身なので、鳥取砂丘のラクダと、21世紀梨のイメージしか湧かず、ポカンと開いた口が塞がらなかった。

一夫多妻制のお国出身の方から会ったその日に4番目の妻にならない?ってお誘いなんてのも。この日は、帰り道キョロキョロではなく即ドロン、逃げました。その彼は運転手付きのお迎えがあったので、その日は安心して帰れましたが、人生初めて言われたプロポーズなのかなんなのかよくわからない体験に、なんだか切なくなったこの時。

カッコ良くて、渋くてクールで優しそうな彼、そんな素敵そうなオージー、街を歩けばそこら中にいるのに、私には映画の様なラブストーリーは……なかったな…

今の旦那さんである、日本人の彼(とびきりかっこいいわけではないけど超絶優しい)と知り合ってからは、女子会以外のパーティーはずっと一緒にいるので、あっという間にモテ期は終了しましたが、すっごく久しぶりに会った人にズバリ、『昔、俺のこと好きだったよね!』なんて言われたことも。気を持たせまくっていたのでしょうか?スマイルのせい?なんだかむず痒いこの感情!

日本では別にモテたわけでもなく、普通に恋をして彼氏がいたりいなかったり、ごく普通な恋愛感を持っていたと思うし、肉食女子でもなかったと思う。恋はいつもしていましたが。

オーストラリアでふと訪れたモテ期、しかも外人さん限定なので、英語がたいして喋れないし言いたいことがなかなか伝わらなかった私は凄く悔しかった!

外国にいると、無意識に行っていることが、いろんな誤解や勘違いが生まれることを学び、体感しました。文化の違いって本当にでかい。

日本ではお店や公共の場で当たり前のように笑顔で接してもらえますが、外国ではそんなに無いらしく、お客様に笑顔がいいね!って言われることが多々あります。

私も笑顔で対応してもらえると、やっぱりうれしいですが、お酒の席ではちょこっと注意しよう、って若かった自分に言いたい!スマイルは、あなたのお友達と、ラブな人だけにしておきましょう!♡

そんなことをなんとなく思っていた、若かれしあの頃、ワーホリ1年目の私でした。


そういえば、人とぶつかったり、落としたものを拾ってくれた人に無意識に口にしてしまう、”すみません”も、日本独特の文化みたいですね!うっかり無意識で言ってしまったそのすみませんが、裁判の敗因になってしまった、なんてストーリーもあるみたいですよ!

すみません、その話はまたの機会に!

今日も良い一日を!



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