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“何かが生まれるコミュニティ”に必要なもの

どもども。青木です。

最近コミュニティ・オブ・プラクティスについて色々触れてきましたが今回は自分の言葉で。

コミュニティ・オブ・プラクティスが目指すところは“コミュニティから何かを生み出す”ことだと思います。
今あるコミュニティにはそこに参画する人の“期待”が詰まっています。
「ここにいたら何か良いことがあるのではないか」そのちょっとした期待を交通整理してあげることがコミュニティマネージャーの仕事だと思っています。

いつも電車で見かけるあの人、給湯室でばったりよく会う人、喫煙所で火を借りた人。袖振り合うも多生の縁という言葉がありますが、人は自分のパーソナルスペースによくいる“知らない人”に興味を持つようになります。
ですが、多くの人がきっかけがなく話しかけることができない。自己紹介をすることができない。そこに何かしらの理由をつけて、つい目をそらしてしまう人からヨッ友くらいの関係を作ってあげること。言い換えれば、いつも通う仕事場にぬくもりを。ちゃんと挨拶を交わしたり、冗談を言い合ったり、「あぁ、明日も誰か来ているかな」とワクワクしながら来てもらえるスペースにすること。

これがコミュニティマネージャーの第一の仕事だと思うのです。

その居心地の良さが、ライバル関係やちょっとした相談がし合える関係を作り、イノベーションやビジネスマッチングの下地になるのだと思うのです。
鼻息荒く「さぁ、誰とつながろう!」みたいなことを考えるよりも少し時間はかかりますが、丁寧でしなやかな関係性を育めると思います。

ニーズが顕在化する前の“ボヤキ”がいかにそのスペースで出てくるか。
それはある意味、そのコワーキングスペースがどれだけ居心地の良い環境を提供できているか、ひいては“何かが生まれるコミュニティ”の指標になると考えています。

今日はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

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