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コミュニティマネジメントの価値はなんだったのか 〜結局コミュニティマネージャーってただのいい人なの?〜

どもども。青木です。

先日こんな話をあるコミュニティマネージャーとしました。
「今色んな仕事がキャンセルになっていて、売上に直結しないコミュニティ形成活動はとてもやりづらい」というお話しが出ました。

これはコミュニティにとって長きに渡るテーマで、コミュニティって数値計測しづらいよね、話に決着がついていないため起こることかと思います。

「結局コミュニティってなんで必要だったんだっけ?」

この疑問を解かなければ、“現行の”コミュニティマネジメントは敗北するでしょう。
居心地の良い空間なんて別にいらなかった、
人と人との繋がりなんて役に立たなかった。

その経験は「コミュニティなんて要らない」という結論までいかずとも、「コミュニティが必要だ」という主張の立場をとても弱いものにしてしまいます。

しかし、私が可能性を感じたコミュニティマネジメントはこんなことで終わる仕事ではありません。いいですか、これから理想論を振りかざします。コワーキングだけではない、広くコミュニティマネジメントに関する話です。

コミュニティマネジメントで最も重要なポイントを私は次のように考えています。
・コミュニティ内部の資源を把握し活用可能な状態にしておくこと(Internal Community Management)
 誰が何をできるか把握し、何かあったらお願いができる関係を作ること
・自社を含むコミュニティ内部の資源を活かせる、他コミュニティと関係構築を行うこと(External Community Management)
 「ここから仕事取れたら美味い」「自社資源で足りなくともコミュニティメンバーと一緒に取れる仕事」などの期待

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※ちょいちょい出てくるイメージ図。CMがコミュニティマネージャー

これがコミュニティマネジメントという仕事の役割なのではないかと考えます。ちなみに図では1人ですがアメリカのデータではこの仕事は1人ではやりきれないそうです。

結局このどちらか、または両方ができていなければどんな肩書を持っていたとしても「感じの良いスタッフさん」の域を出ないのではないでしょうか。

パナソニックの黎明期、全くソケットが売れない状況にあった松下幸之助は扇風機の部品を1000枚受注したことで倒産を免れました。

コミュニティマネジメントとはそれを運ではなく戦略的に実施していくもの、端的には「一つでも多くの課題を発見し適切な解決策を提示すること」なのだと思います。そんな仕事に私は魅了され、可能性を感じ、全力で応援したいと思ったのです。断じて感じの良い人で終わっていいわけがない。コミュニティ内から失業者を出してはいけないのです。

小手先のテクニックや抽象的な理論なんかが全く役に立たない局面にある今、真のコミュニティマネジメントで多くの人を救う気概のあるコミュニティマネージャーはぜひ智慧を貸していただきたい。今一度、コミュニティの真価を見せつけてこの国難に立ち向かおうではありませんか。コミュニティの力があれば救える人達がいると僕は信じています。

ということで最後に番宣なのですが、「皆で盛り上げようコミュニティ(MMC)の会」をFacebookグループで立ち上げました。

やること
・各メンバーが所属するコミュニティでうまくいった事例、困っていることの共有
・コミュニティ関連のニュースの共有
・コミュニティに関するオンライン談義

ルール
・「誰が、何を言った」は外出ししない
・メンバーの紹介により参加できる
・コミュニティマネージャーの範囲はコワーキングだけでなく、広くコミュニティ運営に携わっている人

コミュニティマネージャーまたはそれに類することをやっている人かつメンバー誰かの知り合いというクローズドなコミュニティです。
上述のExternalとInternalコミュニティをどう開拓していくかについてはまだノウハウもなければ実際に誰ができているのかもよくわからない分野です。皆で見つけた良いところをシェアしつつ構想と実践を高速でブン回して意味のあるコミュニティを作れたらいいな、と思っています。参加いただける方はコメントください!

今こそ真のコミュニティを!

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