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飲食店vsワークスペースのリモートワーカー争奪戦


どもども。青木です。

最近TAISYのfacebookページで諸々の情報発信をしている中で見えてきたことがあるのでシェアします。我ながら有用だと思うのでぜひいいね!お願いします!


自宅と外部のワークスペースを併用するライフスタイルが来る

まぁ別にこれまではコワーキングスペースのメイン収益源は月額利用料の会員で、ドロップインの顧客をたくさん集めることは重要な収益源になるというよりはむしろ、顧客接点だったり、お試し価格のような側面がありました。

しかし最近では「基本的にはリモートワークなんだけどちょっと気分転換に外で仕事したい」ニーズがあるのではと見ています。"来る時はいつも金曜日な人"とか"打ち合わせで使いに来る人"のような層が皆さんのスペースにもいませんか?

例えば外出規制がまだ厳しい海外では基本家、週に何度かコワーキング、という流れができはじめています。この記事の男性は「家で仕事はできるけど仕事の仲間もできづらいからコワーキングに行くようにしているよ」と話しています。

またこちらの記事。タイトルは1万件のワークスペースを整備するよ、というアイルランドの政治家の記事。

その根拠になっているのは下記箇所です。

アイルランド国立大学ゴールウェイ校の調査によると今年4月の調査で16%の人が「リモートワークは絶対に嫌」と答えていたのが6%にまで下がりました。フルリモートで働く人は4月には87%だったものの、10月第一週には68%になっています。現在ではリモートとオフィスに通勤する人が増えているのが最新の調査でわかっています。

まぁなぜ政治家がそんなこと言うのかというツッコミは脇に置いておきましょう。

こちらの記事ではコワーキングの利用者がCOVID-19によりスペースに来なくなったものの、直近では71%のリモートワーカーがコワーキングの利用を検討しており、そのうち51%が自宅とコワーキングを併用するとしています。

この傾向はこれから冬になることで日本でも加速度的に増えると考えられます。乾燥しやすい季節にウィルスは流行しますからね。リモートへの圧力が再度かかる可能性は十分にあるでしょう。


日本における新しいライフスタイルへの取り組み

さて、日本ではどうしているかというと自宅に書斎が置けるような家具が現れています。いきなり書斎を持つことを考えると簡便な手と言えるでしょう。

オフィス契約を解除し基本をリモート体制にした企業では"月に何度かフィジカルに会う機会を設けたい"という声を聞きます。そういった企業向けのオフィスプランを出す不動産会社も出ています。

そうした施策が展開される一方で多くの人たちはやはりリビング、ダイニングを中心に仕事をしているようですが、家族がいると不満足の原因になっているようです。そこで外で仕事をするわけですが、その場所はカフェやレストランが最大派閥となっています。ここに飲食店VSワークスペースの構図が生まれてきています。

飲食店VSワークスペースをどう乗り切るか

Go toなどの各種施策もありますが、経営状況の厳しい飲食店は遊休時間を使ってゴーストキッチンとして貸したり、今後ワークスペースとして活用するようなサービスもどんどん出てくると思います。

これが意味することはワークスペース自体がコモディティ化していくようになります。ただ椅子とテーブルを並べたスペースは飲食店との顧客の取り合いに真正面から立ち向かわなければならなくなります。スターバックスもブース席を用意するなど、カフェがワークスペースを提供するのと、美味しいコーヒーが無料で飲めるワークスペースの境界線がどんどん曖昧になってきています。

ちなみに先日カラオケのパセラに行きました。こちらが貸出機材です。
手元灯、プリンター、PCスタンド、充電器、web会議用マイク、お尻が痛くならないクッションやマウスにキーボード、デスクマットやHDMIケーブルに耳栓、ホワイトボードまで用意してました。これは驚異的ですね。

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最後は居心地なんじゃないかと思う

ということでワークスペースは視野の外から迫りくる飲食店が訴求しづらいポイントに向かって走ることの重要性を感じていただけたと思います。

その中でワークスペースが飲食店と明確に異なる訴求をしていくためにはブレずに"仕事をするのに最適な環境"を目指すことだと考えています。

カラオケはカラオケ、カフェはカフェです。仕事のように集中力を発揮するような家具は置きづらいと考えています。また、周囲に訊かれたくない打ち合わせができることやテーブルに書類を広げても誰からも盗み見されることのないセキュアな環境を整えることは飲食店では実現しづらいことでしょう。

また仕事をする場、という雰囲気作りも大切です。空間には勢力図があり、特定の何かをしている集団がいます。仕事をしている人、勉強をしている人、談笑している人―。究極的にはそれらが混ざり合う場こそがコミュニティの最終形態ではありますが、その最終形態は多くの"コミュニティによる差別化"や"コミュニティというツールを使って何かを成し遂げたい人"にとっての理想ではありません。まずは"ここは仕事をする場であり、この場でやり取りされる価値は仕事であることが望ましい"という雰囲気を中心に据えるのが大事です。恋の話や上司の愚痴、旅行の計画の話しで溢れる場はワークスペースとしてはふさわしくないでしょう。ビジネスマッチングを行える高度な人材が常駐しているのもワークスペース、コワーキングの強みになると確信しています。なぜならコミュニティは誰にも真似できるものではないからです。

これまでボヤッとした価値しか作れてこなかったスペースは飲食店と競合していくし、きちんと価値を積み上げてきたスペースはこれまで以上に盛り上がっていく。そんな健全な競争が起こると思っています。色々お話ししてきましたがこの点は最も強調したいと思います。


ということで今回は増えるワークスペースの供給において猛追する飲食店を頭に入れながら考察してみました。みなさんの運営の役に立てば幸いです。


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コワーキングスペース向けのCRMを開発してます。人の脳の関係で一度につながっていられる人の限界が150人程度だそうです。俺たちで人類の限界を超えてもっと繋がれる世界にしような。株式会社funky jump CEO

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