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購入者には4つのタイプがいるということを知っておこう

こんばんは、珍貝マコトです。

同人AV監督・制作者としてFC2コンテンツマーケットを中心にデジタルコンテンツ販売を行っています。2021年は年間販売者ランキングトップ100にランクインしました

今回は、購入者には4種類の購入者がいるということを理解しておきましょうという話をします。

先に3種類の購入者を以下に具体的に記しておきます

①単純な購入者
②悩める購入者
③比べる購入者
④考える購入者

一つずつ説明していきます。

①単純な購入者…熱しやすく冷めやすい

一種類目は「単純な購入者」です。

この種の購入者は作品を買うのに深いことを一切考えません。「買おう」と思ったら買う、ムラっと来たら買う、「無●正」だったらとりあえず買う、信頼する販売者の作品だったらノータイムで買うなど、買うために価格や内容を参照するなどといった過程をすっ飛ばしてとにかくスピーディーに買い物をします

考えるのがめんどくさい、直感を信じている、衝動が抑えきれないなど理由は様々ですが、とにかくこのタイプの購入者は購入するまでのハードルが低く、ちょっとでも琴線に触れた作品は「とりあえず買ってみるか」と思って手に取ってくれます。

つまりこのタイプの購入者の目にあなたの作品が振れた時、ちょっとでも彼らの気を引くような箇所があれば、簡単に購入してくれます。販売者としてはありがたい限りです。

しかし購入するまでのスピードが速い一方で、見捨てるスピードも速いです。ちょっとでも気に食わないことがあったり、時間が経つことで忘れてしまうことで簡単に顧客ではなくなります。そしてそのままあなたへの思い入れなど感じずに忘れていきます。彼らは熱しやすく冷めやすいのです。

②悩める購入者…期待と失望を繰り返す優柔不断

二種類目は「悩める購入者」です。

このタイプの購入者はちょっとオツムが弱いです。どういうことかというと、「抜けるエロ動画を見たい!」と思って作品を探しているんだけれども、どうも自分の性癖をバッチリ満たす作品に出合えないのです。

どういうことかというと、自分の性癖をハッキリ理解しておらず、どういう作品が自分にとって本当に抜ける作品なのかが自分でわかっていないのです。だけど「抜きたい!」「エロい映像見たい!」という気持ちは強いので、作品探しは続けるのです。

①の「単純な購入者」との違いは、「買った後に後悔しやすい」という点にあります。①の購入者は良くも悪くも物事を深く考えません。直感で作品を買った後、良い作品だったら「いやーいい作品だった!満足!」となるし、大したことない作品だったら「この作品クソ。二度と見んわ」とゴミ箱に捨てるだけです。当たろうが外れようがその一瞬の感情が湧きたつだけで、しばらくしたらすぐに忘れて次の作品探しに出かけます。

②の購入者はそうはいきません。自分の中になにがしかの「理想のAV」みたいものはあるのに、それをハッキリ理解していないものだからどのAVを見ても「これよりもっと良いものがあるかも…」と考えて満足できないのです。

この後紹介する2種類の購入者も含めて、一番不幸なタイプの購入者かもしれません。せっかくAVに対して興味があって積極的に購入しようという意思があるのに、自分の性癖への理解が足りないせいで満足が出来ないのですから。

彼らが唯一満足できるのは、「偶然自分の性癖をドンピシャで貫く作品に出合った時」です。彼らにとってAV探しの旅は「ギャンブル」みたいなものなのです。様々な作品、様々な販売者を渡り歩き、「いつかどこかで出会えるかもしれない理想のAV」を今日も探し続けているのです。

③比べる購入者…買うための根拠、買ったことの正当化を求める

次は「比べる購入者」です。このタイプの購入者は商品を簡単には買いません。必ず「この作品は買うに足る価値があるのか」「買って後悔しないか」「自分の欲求を満たしてくれるのか」といったことを考えます。考える基準として「他の作品」が必ず引き合いに出されるのが特徴です。

つまり、何か商品を買うことは決めているが、適当に選ぶのではなく、他の作品と比較してより優れている作品を買おうとするのが「比べる購入者」です。

人によって基準は様々です。「女優が一定以上の巨乳か」「素人の女の子が出ているのか」「本番がエロいか」「無●正か」「価格に見合った内容か」など、何かしらの基準を持って商品を選択します。「単純な購入者」と決定的に違うのは、幾分か理性を働かせて選ぶということ、更には予算を決めて購入する場合が多いです。結構このタイプの購入者は価格に厳しいです。

一見気難しい購入者に思えますが、一度購入の決定をすると、その販売者を継続的にウォッチしてくれる率がかなり高いです。なぜなら自分の審美眼を信じているので、「この販売者だったら自分の性癖を満たす作品を今後も出してくれるかも」という期待を持ってくれるのです。

さきほどの「単純な購入者」の場合だと、あくまで「作品」しか見ませんが、「比べる購入者」は「販売者」も見ます。このタイプの購入者に気に入られれば、今後活動していく上で継続的に自分の作品を買ってくれることが大いに期待できます。

④考える購入者…自分の理想を叶えるものなら金に糸目をつけない

最後に紹介するのが「考える購入者」です。

このタイプの購入者は審美眼が非常に厳しいです。様々な動画の良し悪しを瞬時に見抜き、良い作品は良い、悪い作品は悪いと正確に判断を下します。厳密に言えば「自分の中の明確な基準」に従って作品の良し悪しをハッキリ分けることが出来るのが「考える購入者」です。

例えば「無●正が見たい」と思ったら、もう「無●正」以外の作品は眼中にありません。タグで「無●正」しか検索しないし、「無」や「藻無し」などの関連ワードで巧みに検索し、とにかく自分のこだわりに見合った作品探しに命を懸けます。それ以外は一切考慮に入れません。

「素人モノを見たい」という場合もこだわりの強い選び方をします。①の購入者であれば、「素人っぽい」という程度ですぐに飛びつくし、③の購入者であれば、「販売者Aの素人ものは他の販売者に比べてより素人っぽい演出がされているな」というようなプロセスで購入を決めますが、「考える購入者」の場合はもっと基準が厳しいです。

「ガチ素人以外は素人ものと認めない」

このくらい厳しく作品を選別します。市場にある作品の中でどれが良いかとかそういうのではありません。あくまで「自分の中の絶対基準」しか見ていないのです。

このタイプの購入者を満足させるには相当なクオリティが求められますが、一度気に入られれば、もう一生あなたを追いかけ続けますレベルであなたを支持してくれます。しかもこのタイプの購入者は支払金額の上限がありません

「私の求める基準を完璧にクリアしたこの作品だったらいくら出しても安い」

彼らにとって値札は重要ではないのです。大事なのは「中身」。自分が「良作」と認めた作品であれば30000円の作品だって即決で購入します。

自分の作品の購入者がどのタイプかを知る


以上が4種類の購入者の分け方です。あなたの作品の購入者も上記4種類のいずれかに分けられるハズです。

例えば①の購入者の場合、あなたの特定の作品を一回購入したっきり、別の作品には興味も示さずどこかに行ってしまうかもしれません。レビューも特典目当てで空欄で取り上げず投稿してるだけの可能性が高いです。

彼らに対してはあまり深く接する必要はありません。気に入ったらまた買ってくれるし、飽きたら去っていきます。「来るもの拒まず去る者追わず」の姿勢でいるのが正解です。

②の購入者の場合、あなたの作品を散々悩んで購入したのに、「もう少し本番シーンが長い方が良かった」とか不満を述べて☆4のレビューを付けているかもしれません。それを見てあなたは「俺もまだまだだな…」と落ち込むかもしれません。

しかし彼らの行動に気を病むだけ時間の無駄です。実際彼らの不満を解消する形で改善を行ってもまた別の不満が生まれるだけです。それどころか、最初言った不満も本当にそのことが不満だったのかすらわかりません。ただ心の隅に沸いたもやもやを解消するためにテキトーにそれっぽい不満を書き込んだだけかもしれません。

彼らが何か不満を言っていても軽く受け流すのが吉です。あなたは自分の作品作りに注力すればいいのです。

③の購入者の場合、あなたの作品を他の作品と比べて「良質」と判断し、購入してくれているでしょう。自分の選択には責任を持ち、レビューも内容ある文章を投稿してくれるし、今後もあなたの作品が良質である限りあなたのことを支持してくれることでしょう。

彼らがなにがしか意見をくれるときは、しっかりと耳を傾けるべきです。彼らは他者と比較した上で意見を言ってきます。その「他者」とは、まさにあなたの競合である販売者の作品である確率が非常に高いです。

商品を販売するということはすなわち競合と争い競争に勝つことです。リアル店舗であれば相手が実態を持っていますが、インターネット上だと相手が見えないので認識しにくいです。しかし必ず競合は存在します。

③のタイプの購入者が増える=競合に対して優位性を持っていると考える指標となるでしょう。

④の購入者の場合、あなたの作品を購入したということはあなたの作品の熱狂的なファンです。あなたの作品を隅から隅まで視聴し、下手したらあなたよりあなたの作品のことを知っているかもしれません。彼らこそが時にレビュー欄に登場する「文豪」の正体です。自らのアツい思いを惜しみなく作品の感想やあなたへの感謝でもって表現してくれます。

彼らの支持はそのままあなたのアカウントの飛躍につながります。一定の売上が約束されますし、ブランド価値が上がります。利益を最も出しやすい高額商品を出しても一定数売上が確約され、それでいてその作品を賞賛するレビューも付くことでしょう。

こういうタイプの購入者が抱いている「理想」とは「あなたが心から求めている性癖」に呼応している場合が多いです。「あなたにとっての最強のAV」が、「購入者の求める最強のAV」と合致するということです。

正に「スタンド使いは惹かれ合う」ということです。


以上が購入者4タイプ分析です。何かの参考になれば幸いです。

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