本当は簡単な問題を自分で勝手に難しくしてるのかも知れない
おはようございます!
先日PCの調子が急に悪くなり、電源がついたり消えたりを繰り返しまともに作業ができなくなってしまいました。
普通だったらここで修理業者に連絡して修理、という流れになるのだが、僕は編集用に自作PCを組み立てて使用している関係で、多少PCの仕組みには詳しい。できる限り自分で調べて自力で直そうと試みました。
原因を調べてみると「電源の不具合」「マザーボードの不具合」「ケーブルの不具合」などがまず出てくる。しかし電源とマザーボードに関してはつい2ヶ月前に新品と交換済みであり、ここ2ヶ月は大きな不具合なく動いていたことから、初期不良や劣化の可能性は限りなく低い。ケーブル類も不具合あるならもっと初期の頃に不具合が出ているはず。
だとしたらマザーボードがおかしいのかも知れないとまず考えました。自作PCではマザーボードと他の機器の相性というのが存在し、これが良くないと早々に不具合を起こすというのも聞いたことがあります。これはマザーボードを取り替えるのが一番手っ取り早いかな…などと思いつつ色々なパーツをガチャガチャいじっていました。
するととある箇所におかしい部分を見つけました。
電源ボックスという、電源を取り扱う大元の部品部分に繋がる太いケーブルがちゃんと挿さっていませんでした。
このケーブルをしっかり挿し込んで電源を投入すると、あっさり電源がちゃんとつきました。電源がちゃんとつかなかった原因は超単純で「電源ケーブルがちゃんと挿さっていなかった」というただそれだけの理由だったのです。おそらく2ヶ月前にPCを組み立てた際にちゃんとケーブルがささっていなかったけどなんとかギリギリ通電して動いていて、使用するたびに振動か何かで徐々にケーブルが抜けていって、先日になってとうとう電気が通らなくなって電源が突然落ちるという症状が起こったのだと考えられます。
なぜこんな簡単な問題に気づかなかったのか?
終わってみれば本当に些細な問題でした。最初に「ケーブルの不具合」を候補に挙げていたのだからそこのチェックを滞りなく行なっていれば数分で解決したのです。しかしこの問題は症状が出てから解決するまでに実に丸二日かかってしまいました。時間の無駄もいいところです。その間一切の編集作業もできず、編集や販売リリースが滞り、myfansやFC2のファンを待たせることになってしまいました。
なぜこの簡単な問題を簡単な原因に気づかなかったのかを振り返ってみると、まず持って最初に電源が勝手に落ちた時に「PCが壊れた!」と思ったんですね。何か不測の事態でPCの部品に故障が生じたり、ウイルスにでも侵されてPCがダメになったんじゃないかと。つまり「外部に責任を求めていた」ということです。まさか自分の不手際で起こったものとは夢にも思っていませんでした。
もう一つ、以前HDDが破損して大きな被害を被ったことも影響しています。その時は突然HDDが読み込まなくなり、8TBもの撮影・編集データにアクセスできなくなるという惨事に見舞われました。
この時の経験があったものだから、今回の出来事が起こった際には「うわ、またか…」と思いました。また大きなトラブルに巻き込まれてしまったと。つまり「過去の経験に囚われていた」ということです。
さらにこの問題の解決策をネットで調べていると、色々と重大な不具合の可能性も出てくる。その情報を元に考えを巡らせてみるともしかしたらとんでもないトラブルに巻き込まれているのかも知れない、自分はなんて不幸な星の元に生まれたんだとどんどん卑屈な気持ちになっていました。実際にPCの中を見てチェックするとかよりも、見聞きする情報をもとにどんどん事態を深刻に考えていました。つまり「目の前の問題に向き合わず頭の中で勝手に被害妄想を膨らませてしまった」のです。
事態を悪化させていたのは他ならぬ自分
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