ボケたばあちゃん、なんか急に強気なんだが
こないだ書いたおばあのことです。
謎にみなさんのツボに刺さったらしいこのおばあ、つい先日誕生日を迎えました。パチパチ
三連休だったのでオカンと一緒に顔を見に行く予定にしてたんですが、オカン、まさかの暴飲暴食による腹痛でキャンセル。(原因が小学生すぎる)
正直、私もやることが立て込んでたからひとりで行くこともせず、電話でおめでとうだけしたんですけど。
まじ、おばあ節が健在だった。
まあ夏の間にも会ってるし、私の誕生日に電話もくれたし、やり取りは自体はさほど久々じゃないんだけど。
15分ほどの電話で「あんたぁ、彼はおるんね?」が5回出ました。
先ほど載せたnoteを読んでくれた方は、よく知ってるあのくだりです。
3分に1回のペース。
つまり、1カップヌードル、1おばあ。
悪くないペースですね。
電話しながら、脳裏にくだんのnoteを思い浮かべ「絶対今回も書いたろ。よし、1回目………え、もう2回目……」と数えてました。
すると、変化球が飛んできたわけ。
いつもだったら、彼氏おるおらんのくだりを経て、最後に「私が結婚するまで長生きすりゃええ」と言い、
それにおばあが「もう無理よぉ〜、腰も痛くて歩けんのにぃ」と、しおらしく答える。ここまでが1ストロークなんです。
それが今回は…
「当たり前じゃわいね!!あんたが結婚して、子ども産むまで見届けにゃいけんじゃろ!!」
って。
えっ………急に強気ぃ………
どうした、おばあ。
ひ孫まで見る気満々なんて、聞いてない聞いてない怖い怖い。いやそりゃ見せてあげたいけどさ。
80後半に差し掛かり、ボケは進行し腰も痛めてひとりで出歩くのもちょっと危ういおばあと、
ラスト20代に足を踏み入れても(というか、社会人なって以降ずっと)、ぼーっとして彼氏という存在を持っていない孫よ。
このペース、花嫁姿がギリじゃない?
いやそりゃ100歳とか150歳とか長生きしてくれるなら分かるけど、正直、非現実的じゃない。
ほんで、強気はこれだけじゃないのよ。
本人も私もちゃんと歳を数えてないから、生まれ年から「じゃあもう80何歳じゃん(算数がおぼつかない孫)、てか90見えてんじゃない?」って言ったんです。
そしたら、なんて返してきたと思う?
「ええぇ?!まだ80なわけ無かろう?!」
って。
えぇぇ……なんだその強気ぃ………
いや、こっちがびっくりするわ。何を根拠にそう言い切れるの。昭和と平成だけの計算にしても80超えるやろがい。今は令和ぞ。
うちのボケたおばあは、まだまだヤル気満々のようです。
何に対してか分からんけど。
まあ、弱気より全然いいよね。
ぎゃあぎゃあ言える元気があるのは良いこと。孫はなんぼでも付き合うよ。
ただひとつだけ、気に食わないことがあるんだよね。
おばあとの電話後、しばらくして母から電話がきて。
私からの誕生日おめでとうに、おばあがありがとうって言い忘れた気がして、折り返そうとしたら間違えて母にかけてしまったそうな。
ちゃんとありがとうは返してくれてたし、ここまでは可愛らしいのに、最後のひと言が余計すぎる。
「あの子もしゃんと言わんけいけんよねぇ〜」って母にこぼしたらしい。
まじでふざけんな。
こちとら、電話出てすぐと切る間際の2回、しっかり言ったがな。ほんと、憎たらしいおばあだわ。
…と、またボケたおばあ相手に本気で渡り合う孫です。
またネタがあがったら、おばあシリーズ続編書くね。他愛ない身内話にお付き合いありがとうございました。