「よく今まで通ったねぇ」

どうも~千夏です。
今回は昨日母としていた高校の話をします。
重めの話なので朝から沈みたくない方、暗い気持ちになりたくない方はブラウザバック推奨です。




タイトルは母のセリフです。



母はよく冗談を言う人です。
自分は冗談とそうでないことを判断するのが不得意なので言われるのも返すのも苦手で嫌ですが
ありがたいことにわかりやすい冗談を言うので真に受けにくくて母の冗談に限ってはうまく返せなかったということが少ないです。  (違っても早い段階で冗談なのだと言ってもらえる。)

そんな母が言った冗談とは自分が小学生の頃は~といった時の返しで
「まだ小学生じゃないのぉ?あ、高校生かぁ」
でしたが、そのついでなのか、
彼女は「高校の制服ってもう嫌いになっちゃった?高校って嫌だった?」と付け加えました。
(ついでの部分は冗談と真面目な感じが半分くらいだったと思います。あ、実際は大学生です…!)
制服は好きだったし今も好きだけど高校は嫌いだったと答えました。
すると「よくずっと通ったよね」と言われ驚きました。
通っていた頃は毎日行くのは当たり前だと言っていたし、
あんたは丈夫なんだから行けるでしょと何度も何度も言われこの人に自分の苦しみなど分からないとずっと思っていたからです。
親子仲が悪いわけではないけれど、母に「高校が楽しくて楽しくて卒業したくなかった」話をされると心身ともにぎりぎりでなんとか頑張った自分が馬鹿みたいに思えることがあり辛かったです。
通わなければ家に居場所がなくなると思っていたし、丈夫な身体しか取り柄がないから行かなければと思いこんでいました。
タイトルになっているセリフに続いて「どうして行きたくないと言わなかったのか」と問われました。
逃げたらかっこ悪いと思っていましたし、両親特に父に認められなくなりそうなきがしていましたし、妹も学校を休まない子で妹は勉強も運動もそれなりにできていて何もかも負けている気がしたからこれ以上妹と何かで差がつくのは嫌でしたし、
何より一度口にしたら何かが崩れて二度と行けなくなりそうというのが一番の理由でした。 
当時は身体の調子が悪くなければどんなに嫌でも耐えようと思っていました。
身体だけではありません。心のバランスも完全に崩れておかしくなるまでは耐えようと思っていました。

言わないことで必死にその心のバランスを取っていたという感じです。
母に高校のことを問われるのは時間が経ってもそれなりに嫌だなという気持ちがあってつらい気持ちを思い出してしまうので、
涙をこらえながら一番の理由だけを伝えました。
そうすると「あーそうなんだ」とちょっと驚いていました。
今まで(1ヶ月前まで)は「それでも通えたんだから大して辛くなかったんだよね」とばかり言っていた母なのに、昨日は違いました。

書いていて今気づいたのですが「(今までのあなたの悩みや苦しみは)大したことない」と言われてしまうから通っていたころも卒業してからも母と高校の話をしたくなかったのかもしれません。

母のセリフや態度の変化に驚いていると母は変化の理由について教えてくれました。
仕事で不登校の子と関わったのだといいます。

関わるうちに学校以外の場所を見つけて生き生きしていくことに気づいたようです。
その子のお母様もそれを見てホッとしていたそうです。
第三の場所で生き生きした子の話を聞いて自分も嬉しくなりました。

自分にはなかった場所を持つ子がいたことに嬉しくなったし、名前も顔も何一つ知らない子なのに
「よく頑張ったね、生きててくれてありがとう」という気持ちになりました。
また「(自分の)母に変化をもたらしてくれてありがとう」とも思いました。

母との間にあった溝は「学校に通ってて当たり前」という価値観だったのだと気付きました。

過去は変わることはないけれど、初めて辛かったことを認めてもらえたようで母の変化にも救われた気がしました。
過去の自分には過去の母のセリフしかわからないけれど今の自分は母にこんなこと(記事タイトルのせりふ)も言ってもらえるんだなぁと。


長くなりましたが最後に。
学校に通うことを当たり前だというせりふは簡単に使わないでほしいと思います。
もちろんそうなのかもしれないけれど、正論なのかもしれないけれど必死に通っていた頃の自分にはあまりに残酷なセリフでした。  
不登校でもいじめられっ子でもないからこそ苦しみを表現できなかったし、反論しないことでしか心を保てなかったけれど、学校に通うのって結構な負担なんです。 
自分みたいに人間関係や移動教室などの「これ!」といえる悩みがある人ばかりではないと思いますがそれでも勉強しに学校に行って人によっては部活も委員会、バイトと両立させていて、しかも恐ろしいスピードで進路決めが迫ってきます。学校に行くことは悩みの有無に関わらず結構な心と身体のエネルギーを使うと思うのです。
かといって「休めばいいじゃん」というのもなんだか違うなと思います。
そうは思えないくらい学校が社会のすべてだと思っている子もいるのです。
朝から重い話ですみません🙇🏻‍♂️
ここまで読んでくださりありがとうございました!
ではまた~

☆お知らせ
「書く習慣」チャレンジを再開します。
通学中にスマホで記事を書いていることがほとんどなのでそろそろ記事を書けそうだなと思ったのです。
とはいえいつも通勤ラッシュの時間帯に交通機関を利用しているため密すぎて他の人の体がバッチリ触れて、スマホを打てないときは一日置きになるかもしれません🙇🏻‍♂️