表紙買い本【おすすめ本紹介】

どうも~千夏です。
最近言いたいこと書きたいことがまとまらずなかなか更新できずにいましたが、やっと重い腰をあげます。
今回は表紙買いした本について書きます。
書くときの都合上作品名は後ろの方に書きますので自分語り嫌いな方は前半飛ばしてください。


        ☆



本屋の入口の本と目があった。
正確に言うなら表紙についた顔と、だけれど。
自分は、彼を見るなり目がハートマークになりそうなくらいに興奮してしまった。
この子!タイプだ!
そう思った。
この子といっても年齢は分からない。
人気アイドルグループのメンバーはたいてい見分けがつかず、イケメン俳優はイケメンだな以上の感想を持たない自分だが、この子にだけはそうではなかった。

ここで種明かしをしておくと、「彼」は人間ではなかった。猫だ。
真っ黒なぱっちりとした大きな目につやつやとした毛並み。

こんなかわいい猫はなかなか見ない、と言えるほど自分好みの猫だった。

買ってから表紙をめくってみてあることに気づいてしまった。
自分が見たのは新しいカバーでフェアかなにかで今限定のものだったのだ。
表紙をめくるともう一つ別の表紙が出てきた。
こちらのイラストもかわいかった。こちらは見たことがあるものだったが魅力がまるで違うというか、もしこちらの表紙なら買うことは、出会うことはなかったなーと思う。
あらすじも知らず、この作者の本はあまり読んだことはなかったのに、表紙に惚れてしまった。 


わけあって、自分の本棚にはたくさんの未読本がある。そのため買うつもりなどなかったのに、あまりにかわいかったので買ってしまった。


         ☆


表紙と前置きに680字も使ってしまったのでそろそろ本題に入る。

この本の魅力は主人公と語り手だ。

主人公は癖が強い。
西加奈子さんの「円卓」と吉本ばななさんの「TUGUMI」並にインパクトがある。

冒頭から強い。

冒頭一文でもう引き込まれそうな話だと思ってしまう。

そして語り手はもっと印象に残る。

だんだん語り手が他の本とある点において違うことに気づく。

ここでつづきを読まないわけにはいかない魔法にかけられてしまう。

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もうひとつ個性の強いキャラクター以外の魅力をあげるならフォントだ。
 

フォントの使い方が上手い。
さすが西さん。
円卓以上にフォントを効果的に使っている箇所があって面白い。

猫ともうひとつのテーマがうまい具合に書いてある。
ネタバレしないようにもうひとつのテーマは伏せておく。

これ以上書くとネタバレしそうですがもう少しだけ…。

最後までページをめくらせる魅力がありました。

最後には読み進める中で気になってしまう「あること」が分かりますのでそれも楽しみながら読めます。

以上!魅力説明終わり!

説明終わったので、最後に作品明かしますね。
西加奈子さんの「きりこについて」です。

時間のある方は円卓、TUGUMIと同時期に読むとより楽しめると思います。


※ちなみに一目惚れしたのはこの表紙ではありません。こちらは通常版の表紙です。

それではまた~

追記(執筆当日)

今日は世界猫の日らしいです。
すごくいいタイミングに読んだなぁ笑