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ピンアン・インシュアランス(2318)

コード:2318

中国平安保険です。保険会社の中で時価総額トップにあります。

中国国内で保険の販売をしており、銀行業、資産管理などの事業もあります。フィンテックの銘柄としても期待。

創業が1988年であることから、およそ30年の間に驚異的に成長を遂げた会社であることがわかりました。

日本でも企業向けに投資ファンドの運営管理などの業務を行っており、株式会社ツムラとの資本業務提携を行いました。早い話が、消費者として関わることは一切無さそうだということですw

チャート

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2017年に大躍進し、現在は90~95HKDをウロウロしています。

出来高が減少し続けているのは、香港情勢の影響もありそうですが、株価が高値圏に位置しており、これ以上の値上がり益が期待できないから今は買わないでおこうという考えもありそうです。

エリオット波動論で見れば2015年を値上がり第一波、2017年を値上がり第三波という風に見ることもできそうですがさてさて?もっと大きな上昇が起きやすい第五波も今後期待できるでしょうか。

業績・貸借

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業績は右肩上がりの成長を続けています。2018年は売上1兆元(およそ15兆4000億円以上)を突破しました。

売り上げの柱はもちろん生命保険、健康保険の契約です。

貸借においても特に問題は無いように見受けられます。

キャッシュフロー

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営業プラス、投資マイナス、財務プラスの積極投資型と言われる形になっています。営業で稼いでいるだけではなく、借入も行って積極的に投資を続けていることが伺えます。

2018年はやや投資を控えた印象です。財務活動に関しては、社債の発行で得た資金約8600億元と借入金の返済約9600億元で打ち消しあった結果、312億元のプラスに留まっていました。

会社の成長にまだまだ貪欲に取り組んでると言えそうです!

配当

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2018年は一株1.72元でした。単元500株なので、1万3000円ちょっとの配当がありました。

2017年の株価が大きく伸びたのはこの配当の影響があったのでしょうか?2016年の0.75元から、2倍の1.5元と増配されたので市場にはビッグサプライズになったに違いありません。結果論ですが。

ただそんな増配にも関わらず配当性向は30%くらいで収めております。自分たちの資産をイヤミなく増やしつつも、株主への嬉しいサプライズも実現させました。2019年はどうなるでしょうか。

EPS・PER

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EPS(一株あたり純利益)は6.01とこちらも右肩上がりを続けています。PERは2014年の30倍以上から2018年13倍と、株価が上昇したにもかかわらず割安化し続けています。

ただ株価が下がってPERが割安化するのとは違うようです。ビンアン・インシュアランスの株価は上がったものの、EPSも割合大きく上昇することで結果的にPERが割安になりました。会社の価値が低く見られているのかもしれません。安値になる銘柄には安値になるだけの良くない理由があるものです。

2017年並みの大きな上昇がまた現れるかどうかは大口のみぞ知ることですが、業績が右肩上がりでPERが割安に位置している今の状態は投資対象として魅了的に映る銘柄だと思います。

それでも自己責任の上売買しないといけないのですけれどね。

参考・出典




役に立ったnoteがあったら幸いです。 お礼に中華料理をとは言わないので、ウーロン茶の一杯でもご馳走してもらえたらありがたいです。